あれから1週間…

大学では、部活にサークル、バイトと時間が足りないくらい毎日充実してた。

当時のバイトでは、同年代の仲間も多く、そのほとんどが女性スタッフだった。飲み会とかもよくあって、和気あいあい。でも、仕事はきっちり!っていう感じのメリハリのあるバイトで、すごく充実してた。

そのバイト先の上司で、ひと回りまではいかないけど、可愛らしい先輩がいた。彼女は当時30代前半だったが、天然な感じとチャーミングな笑顔と、人当たりの良い性格で、みんなから慕われていた。もちろんそのひとりだった。

その先輩は、少し前まで同じバイト内の数個下の人と付き合っていた。それはみんな知ってた。別れたことも知ってた。でも、それを表立って話す人は誰もいなかったし、自分も特にそのことに触れることはなかった。

あるとき、ふと「今度飲みに行きません?」って言ってみた。その前からよく話してたし、なんとなくいい感じな雰囲気もあって誘ったのもあった。

彼女「いいですよ!いつにします?」

自分「じゃあ明日とか…どうですか?」

彼女「いいですね。なんかいいところありますか?」

自分「いいところ知ってるので、○○に◻︎時に待ち合わせしましょ!」

彼女「楽しみにしてますね!」

約束はすんなりだった。
「誰か誘いましょうよ!」言われず、、でも誰か連れてくるのかな…と内心思ってた。

彼女は梅酒が好きだった。それを知っていた。だから梅酒をたくさん置いているお店を取った。
きっと彼女は喜んでくれるだろう🎶と思って。

当日、約束の時間に彼女は来た。なんとひとりだった。思わず聞いてしまった。

自分「他に誰か誘ってます?」

彼女「えっ?○○くん(自分のこと)が誰か誘ってると思ってた!」

自分「じゃあ今日はふたりですね!」

彼女「ふたりでもいっか!(ニコッ)」

相変わらず可愛らしい笑顔。きっとこのあとも彼女はこの笑顔で喜んでくれるだろうと期待した。

期待通り、たくさんの種類の梅酒に彼女は大喜び!
お互いに、上から全部制覇しちゃおー!みたいなテンションで次から次へと梅酒を頼んでは、くいくい飲んだ。お互いに見せたことのないほろ酔いな感じになった。

正直、今振り返ると冷静なんて言葉はなかった。
舞い上がってた。

ふたりのハメは、完全に外れていた。
終電はすでになくなっていた。


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