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Kings Of The Wild Frontier (Super Deluxe Editio...
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意外と氷室寄り?
跳ねて揺れる
ドッコドッコリズム
アダム&ジ・アンツは、1980年代初頭にイギリスで活躍したバンド。
海賊風のコスチュームで、ニューウェーブ×ロカビリーみたいな世界観で
インパクトをもたらし、のちのニューロマンティックブームにも
影響を与えたと言われています。
Dog Eat Dog
この、
ドッコドッコドッコドッコ・・・
というリズム。
日本では、フィンガー5の学園天国のリズムが一番でしょう。
音楽的には、シャッフルとかハチロク(8分の6)とか言われています。
いわゆる"音頭"のリズムですね。
特に初期BOOWYには、こんなリズムの曲がそこそこ存在します。
"16"
黒のラプソディ
オーマイジュリーPart1
ブギ
ミッドナイトランナーズ
アトミックキャデラック
などです。(後者3つは残念ながら初期の未発表曲)
どれも、数々のライブハウスを盛り上げた曲だといえますが、
意外とこれって氷室曲が多いんですね。
Kings of the Wild Frontier
ドッコドッコリズムは、
8ビートのような疾走感というよりは、
跳ねながら揺れている感じ。
その躍動感を8ビートよりも強烈に感じることができる。
特にBOOWYはドラムの高橋氏のパワーあるプレイにより
余計に躍動してしまうのだと思う。
このアダム&ジ・アンツなんかより迫力があります。
そして、布袋氏のギター。
ドッコドッコリズムにバッチリタイミングを合わせた
ミュートカッティングで、
ジャッカジャッカジャッカ・・・
リズムだけで楽しませてくれるっていう意味では
このシャッフルのリズムというのは
独特の魔力があると言えます。
アダム&ジ・アンツは解散後、
フロントマンのアダムアント(紛らわしい)がソロ活動をし、
この路線の音楽を続けていきました。
今でも地道に活動しているようです。
Adam Ant / Goody Two Shoes(1982)
1982年の作品ですが、
2013年くらいのソフトバンクのCM曲になりました。
ドッコドッコリズムにホーンセクションが入り、ゴージャスになりました。
ブライアンセッツァーのオーケストラに近いですね。
布袋ソロ以降のドッコドッコ系は、
確実にブライアン的なアプローチがうかがえますが、
このアダムアント的世界観は初期BOOWYの風味ですね。