日本の土地が外資による買収にまきこまれている、という事実が顕著に取りざたされるようになっています。

 

国防上の観点、あるいはそれを可能にする資源・文化保護の観点から、諸外国が私たちの国土を買収し、開発等それを応用する権利を有つようになるという事実は、端的に「支配」と呼ぶことができるものです。

 

この危うさの感覚は、土地の利用方法にたいする規制如何によらず、他国によって買収され所有されるということへの、単純で生理的な危機感です。


私たちの飲料水の源、森林などをはじめとする国土(それじたいながく引き継がれてきた、思想や文化のあらわれと反映でもあるような国土)が、習俗も慣習もことなる他国のものになるという事実に、私たちは厳しい法的な防御を講じるべきではないでしょうか?

 

古来よりこんにちに至る日本独自の類まれなカルチャー・習俗・心性等の形成は、ほかでもない、他国から四囲を海によって「隔絶」されていたという、地政学的条件に負うものである、と考えるからです。

 

諸外国による文字通りフィジカルな侵入をゆるすとき、日本固有でありえた文化の諸相、人々の心のありようは、そのぶんだけ、これまでの時代にはみられなかった形での変容を被ることを意味します。

どの国においても、またどのような時代においても、変化・変容はさけられないものですが、以上のような事態は「変化の仕方じたいが変化する」という局面を招来しかねません。

それは、(容認するとしないとにかかわらず)これまでありえてきた姿の日本が「日本ではなくなる」という変化です。

いま日本の国土を買収している近隣国の欲望や抑圧の傘下にわが国がおかれてもよいと、みなさんは思われますか? わたしはそう思いません。


 

ここまで土地売買を焦点にお話してきましたが、不動産についても同様のことがいえそうです。



以下は、(やや飛躍しますが)医師の内海聡氏の動画のリンクです。

 

 

 

 
また、弁護士の北村晴男氏の動画、
 
土地・インフラの重要性に関連して、社会的共通資本に関する宇沢弘文氏の動画リンクです。
 

 

私は現在30代のはじめにいて、それは、これからの複雑にいりくんだ世界をどのように生きてゆきたいか、また私自身もそうだけれど、将来きたるべき子どもたちにどういう明るい光景を残したいのか、想像的に検討するような年代であると感じます。

いまの日本が置かれている諸状況は、単にセンチメンタルな人たちが独占し囁くだけにとどまるようなものではなく、危機的な特徴を持っています。

私たちの住んでいるそれぞれの地域が、何もせずとも現状のまま平和裡に維持される、という思い込みは残念ながら壊れなければならないようです。

 

 

 

 

ここまでお読みくださりありがとうございます。もしよろしければ、ご自身もかんじていらっしゃる問題意識もふまえて、職場の方やご家族とも、このような事実について検討なさってくだされば、とてもうれしいです。

 

 

しごとが休みなのでいつになく真面目なブログになりました(;^_^A

学生時代をふりかえり、近隣当該国の留学生はみんな「いい人」でした。けれどもその「国自体」は…、というと歴史的なバックボーンを鑑みても、法外な勢力をふりかざす国であったことはたしかです。

 

以下に関連する著作のリンクを貼付いたしますので、よろしければこちらもあわせてどうぞ。ありがとうございました。

 

おわり