piano trio tour 2015 | 秋田慎治オフィシャルブログ「one moment in my life」by Ameba

piano trio tour 2015

年に一度、ピアノトリオのツアーをやると決めて何年経つかな。
少なくともここ4年くらいはやってると思う。

今年も。
名古屋ではトリオとしてはTHE WIZさんに。
大阪も初めての会場、堺市立西文化会館。
東京はいつもの南青山の老舗、Body and Soul。

名古屋-大阪は樹麻のドラムや坂崎くんのベースのこともあって車移動。
いつも通りの待ち合わせ、いつも通りの車内。

このピアノトリオとしては初出演のTHE WIZさん。


6月に中村健吾さんのトリオでTHE WIZに出演したこともあって、
あの場所がトリオを一切の音響を使わずともさほどやりにくくないことはわかってた。
なんだかピアニストの方が多くきてくださって。中にはクラシックの方も。
アレンジャーの方。作曲の方。
いろんな出会いがまたあって、聴いていただけて、CDまで買っていただいた方もあって。
ソロピアノツアーでお世話になってる堀さんも交えて遅くまで、呑んだ。

翌日は移動日。
大阪へ行けばそれで仕事は終わり。
少し時間に余裕があったので、なんばの、いや移転して今は四ツ橋の、と言った方がいいかな?
ヤマハなんばセンターへ。
10月にこちらで"Play & Talk"というイベントをやらせてもらうので、会場下見。
実はもう3回目になるのだければ前の2回、両方とも二日酔いでフラフラしてた。
大阪に前乗りはよくない、ということを学習した日々だった。
なので、10月はもちろん、明日の事を考えたら今夜も飲み過ぎてはいかん、と決意あらたに。
少し練習室を借りて少しだけ練習。すごいなぁ!さすがなんばセンター!
借りた部屋にはベーゼンドルファーとYAMAHA S6という二台のグランドピアノの銘機が並んでいた。両方弾いてみて今日は、とS6で練習を。自宅と同じこともあってさ。



"6時半に通天閣の下で"
というベタすぎておそらく関西人ならまずやらなさそうな待ち合わせの約束をトリオのメンバーとし、串カツを食べに行こう、という企画。どうやら"やっこ"という店が旨いらしいという情報の元、並ぶ事1時間以上!
でもその甲斐あって、本当においしかった。ほぼ一通り食べた。ビールも飲んだ!
何がおいしかったかなぁ。いちいちおいしかったから。




この日の大阪のホテルをなかなか探せなくて、心斎橋のART CLUBの張本ママちゃんに相談したらすぐその日の内に宿を見つけてくれて。さすがの人脈と行動力。
そのお礼もあって、串カツの後は心斎橋まで歩いた。
ようきてくれた、とワインをごちそうしてくださって、今回はホント、ありがとうね、とお礼をいわせてもらってART CLUBを後にすると、力哉さんがセントジェームスでやってるらしい、とそちらへ足を向ける。
セットの最後の方ではあったけど少し演奏も聴けて、僕としては一緒にピアノトリオをやった時、少し具合が悪くなって辛そうだったから、復活された力哉さんが嬉しかった。

つまりはこの日、三軒の店でそれぞれ酒を呑む機会を持ちながら、ちゃんとペース配分及びセーブするという事を念頭に過ごしたあたり、二年前のヤマハの一件がちゃんと経験と活かされている、と自負しながら眠りについたのだった。1時くらいだったかな。

翌日は堺へ移動。
駐車場で車を出そうと少し動かしたらガラスの割れる音がした。パリンっ!って。
何かと思ったら左後輪の後ろで空き瓶が粉々になっていた。
誰かが左後輪の前に置いたのを気づかず踏んだ結果なんだけど、こういうのってなんでやるのか、全く理解できない。なぜなら、その割れるところを仕掛けた人は見れるわけでもなく、何もメリットもないというのに。いやがらせってそんなもん?人が嫌な目に遭ってるのを見たいから嫌がらせするんじゃないのか?人種として遠くはなれたところに居る人の思考回路はよくわからない。
まぁ、だから世界が面白いのかもだけど。それにしても、悪趣味。
樹麻に少しずつ車を動かしてもらって見える範囲でできる範囲でガラスの破片を取り除いて、しばらく走った後ガソリンスタンドで空気圧を確かめる。2.2。減ってないのでパンクは大丈夫そう。

会場に着いたら今回呼んでくださった担当者の方や堺市文化振興財団の方々とごあいさつを。
みなさん、8月はじめにケリーズで演奏した時にわざわざ来てくださって。その時以来の再会。
高須クリニックの高須恵子先生もお花を届けてくださって、受付にどーんと置いてありました。



"秋田さん、コーヒー好きなんですってね、どんなのが好きですか?"という質問を受けその成果であるコーヒーも堺のコーヒー屋さん、DEAR CUPの中田店長自ら煎れに来てくださって。



包丁に関して堺はシェア100%!ということもあり、今回のスポンサー、和泉利器製作所さんからメンバー三人にそれぞれ名前入りの包丁をいただいた!


とにかく何がいいたいかというと、本当にいろいろとケアしてくださって気にかけてくださって。
どうやったらいい物ができるか楽しんでもらえるかっていろいろ工夫とか本当にいろいろやってくださった。その中の目に見えてわかるもののひとつ、今回のプログラム。


うちわになってる!これは、嬉しい…!







休憩を挟んだ2時間のステージはあとからいただいたメールなどによれば概ね好評をいただいたよう。
終わってからサイン会、写真撮影。CDはどうやら持参した数があまりに少なかったみたい。
すぐに売り切れてしまって、もう少し欲を出してもよかったのかも、とご指導いただいた。
終わってからその場にいるスタッフのみなさん全員の手をとめてもらっての記念撮影。
なんだか本当に名残惜しい気持ち、後ろ髪をひかれながら会場を後にしたのでした。

東京まで500km。
長島スパーランドの花火を右手に見ながら走る東名高速。
休憩込み7時間のドライブで大阪公演が終わる。




そして東京。
雨続き、浜松や茨城、栃木なんかはまるで日本じゃないみたいに川が氾濫して大惨事になってるし、
ヤフー天気予報は夕方からは東京は曇り、って言ってるけどそれどころじゃない人もきっとたくさん。
ツアーのセットリストはほぼ変えないで。その方が3本という短いツアーながらパッケージ感がでるかな、と。まぁ、自分的にだけの問題なのだけれど。
piece to peaceで始まるライブなんて今までなかったんじゃないかな。
むしろ一番最後にやることの多かった曲。でもこれで始まるのもわりと好きなことがわかった。

初めてライブを僕の曲を聴いてくださった方もたくさん。
久しぶりに来てくださった方、○○さんのライブで聴いて、今日来ました、という方。
もちろん、よく見る顔も。
いろんな方にきっといろんな思いで聴いていただけて。
Until you sayは京子ママちゃんに言わせると"やっぱり口説いてる曲ね"とのこと。
ライブの総評として、ちゃんと流れがある僕の曲が好き、とも言ってくださった。
ありがたい。

また曲かかないとね。
今年、ピアノトリオのライブはあと2回。

ツアーの公演を観てくださった方。
演奏する場を作ったくださった方。
布教活動にご協力くださった方。
いろんな方にホント、感謝です。