飛鳥の旅2/5 | 秋田慎治オフィシャルブログ「one moment in my life」by Ameba

飛鳥の旅2/5

船の中の生活。初めての体験でわからないこともたくさんある。

まず、時間のこと。
ハワイは日本とは19時間の時差がある。
だんだん日本に近づいて行く訳で、どうするのかと思ったら、何日かに一度、時刻改正がある。
それを繰り返して、調整。
成田を出た時、5日の19時半くらい。ハワイに着いたのは5日の11時くらい。
日本のほうが先を行ってるんだけど、6、7、8日を過ごしている中で二回の時刻改正で1時間ずつずれ、8日には日本との時差は21時間。
おもしろいのは、この次の日付変更線。
これを越えたから9日は消滅してしまう!つまり、8日の夜に寝て、起きると10日の朝という事になる。
一気に時差は3時間。その後だんだん戻って行き、14日の朝は完全に日本と同じ時間。
そんなわけもあってか、客室には時計がない。メイドさんが直してまわるの、大変だからかな。
その代わりにテレビのあるチャンネルではずっと時刻を表示してる。

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いいアイディアだよね。
そして飛行機同様、今どこにここを航行してますチャンネルも。
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そうそう、船の速度ってノットっていうでしょ?久しぶりに聞く言葉だったんだけど、18ノットとか言われてもピンと来ない。だいたい18から20ノットで航行してたんだけど、どのくらいなんだろうと思って調べてみた。ザ・電子手帳。
1ノット=1時間に1海里進む早さ。さて、海里は?なんと1852m。
ってことは、最高速に近い20ノットですら、時速に直すと40km/hも出てない!
船の速さってそのくらいなんですね。勉強になりました。

飛鳥2って船は12階建てです。もっとも、階、とはいわず、デッキといいます。
おそらく、1~3は乗組員のみなさんや荷物が入ってるのかな。公表されておらず、
4デッキには診察室、5デッキにはレセプション(ホテルのフロントみたいな)、ピアノバー、メインダイニング。6デッキは僕らもショーをしたホール、カジノ、ライブラリー、映画館、シガーバー、普通のバー、ダンスフロアもある大きなクラブ、などなど。
7~10デッキは客室。
11デッキは前出のカフェ、プール(屋上になっている)、タバコの吸えるラウンジ。12デッキはグランドスパ(大浴場)、資生堂のサロン、ジム。

僕が出入りしたのは、6、7、11、12かな。広くて船首、船尾どちらに何があるか覚えるのに時間がかかった。

長い船旅を退屈させないように、いろんな工夫がある。
もちろん、いろんなイベント事を催される。コンサートなどはもちろん、盆踊り大会、ビンゴゲーム、マジック教室、ヨガ教室、などなど…。それだけじゃなく、17時以降は日によってドレスコードもあって、インフォーマルの日はスーツ、ジャケットにネクタイ、フォーマルの日はダークスーツ、タキシード着用、など決めて、めりはりが付いている。なるほどな、と。

そう、感動したのは、飛鳥の中はまるで山登りの時のように会う人会う人が挨拶しあう。こんにちは。こんばんは。100%。普段から基本的にあいさつ出来ない人はダメだと決めてかかってる僕としては新鮮だった。

食べることにはまったく困らない。
朝、昼、夜の食事はもちろん、10時から20時半くらいまでハンバーガー、うどんなど軽食は常に、そして22時から23時半まではレイトナイトスナックと称して夜食が用意されている。(これも日によって違う)
そうそう、飛鳥の中でしか飲めない、という限定ビールがあった。
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これ、うまかったですよー。飲みやすくて。

そして一日のいろんな情報は毎日発行されるASUKA DAILYという船内の新聞によってinformされる。
その日どこでなにが行われてるか、一目稜線。

僕の目標は朝食を食べることだった。なんなら、朝日をみながらコーヒーとか飲みたかった。
実現したのは二日目のみ。
この日はわざわざ日の出の時間まで調べて。が、天気が悪く。ちっ。
初日、コーヒーをサーブしてくれたユージンさん。多くの他のスタッフさん同様、フィリピンの方で、なんか仲良くなって、毎日細切れの時間だったけど、いろんな話をした。フィリピン語も教えてもらった。
マラミン サラマ。どうも、ありがとう。マラミンがVeryという意味らしい。ちなみに敬語を表すのは"ポ"。だから、どうもありがとうございます、は、マラミン サラマ ポ。かわいい。