頼久寺庭園 | あたいきみをあいす

頼久寺庭園

小堀遠州が作庭した「頼久寺庭園」。

「頼久寺は臨済宗永源寺派に属し、その草創は明らかではありませんが、足利尊氏の発案で各地に建てられた安国寺の一つとして再興されました。永正年間に備中松山城主であった上野頼久の庇護によって大いに伽藍が整備され、頼久の死後、寺号を今の呼び名に改めています。頼久寺庭園は、小堀遠州の若いころの作庭と伝えられています。慶長五年、関ヶ原合戦の直後、遠州の父正次は備中国奉行として遠州を伴って松山に赴きました。」

奥に聳える愛宕山もお庭の一部になってるんだね。

「本庭園は書院東南面の庭園であって、蓬莱式枯山水庭園です。白砂敷の中央に二つの低い築山状の島を置いて石を組み(鶴島・亀島)、書院左手の山畔に沿ってサツキの大刈込が植えられ、大海を表しています。また二島の間には簡素な地割の池があり、正面遠景の愛宕山を借景にした平庭です。この庭園の石組及び地割の主要部には江戸時代初期の手法がみられ、保存管理状態は良好で、全体として優れた意匠を残しています。」

白砂で海を表現する枯山水

昔の人の感性は凄いね。

置き石があるから

これを渡って庭園を往来したのかなぁ。

書院の縁側に座って、庭園を眺めることが出来るの。

静かな雰囲気で心が満たされていったよ。

外から見ると、書院東南面はこんな感じだよ。

中はこんな感じで、ゆっくり休憩が出来るの。

丸窓の奥にあるのは躑躅。

季節になると綺麗な風景が観れるんだろうなぁ。

この灯篭は当時からあったのかなぁ。

歴史のあるお寺で

その庭園で過ごせたひと時は至福だったよ。