テキサス・レンジャーズは、創設63年目にして初めてワールドシリーズ制覇を果たしました。
僕はレンジャーズのスタッフの一員として、この素晴らしい年を経験できたことは本当に誇りに思うし、最高の思い出にもなりました。
僕は今シーズン、ルーキーリーグのコーチだったので、メジャーの選手たちとはほとんど接することはなかったし、何も力になってませんが、昨年一緒に過ごして慕ってくれていた何人かの選手がメジャー昇格してプレーしているのを見たり、ワールドシリーズでプレーしているのを見て、少し身近に感じたりもできました。
何より、関係者の方々にお祝いのメッセージを送ったら、
"あなたもこの優勝メンバーの一員だよ!おめでとう!"
という返信がいくつも帰ってきたのは、
「何か力になれた訳ではないんだけどね…」と内心思いながらも、本当に嬉しかったです。
そして、レンジャーズは昨年まで2年続けて地区最弱クラスのチームだったのに、この1年でここまで大きく変貌を遂げられた理由を少しでも共有することができたのは、僕にとっても大きな財産となりました。
"強いチームとは"
"勝てるチームとは"
"チーム論"
"組織論"
また僕の持論が新たに整理できてきたようにも思います。
何の後ろ盾もなく、"裸一貫"同然で来た僕を、1年目は研修で受け入れてくれ、2年目は正式なコーチとして契約してくれました。
2年間レンジャーズには本当にお世話になり、沢山の経験と勉強をさせてもらい感謝しかありません。
たった2年間かもしれないけど、されど2年間。
この2年の経験は本当に濃いもので、5、6年分の価値があったと胸を張って言えます。
「アメリカに来れて本当に良かった!!」
「僕の挑戦は間違ってなかった!!」
「ここに来たおかげで、自分自身成長することができた!!」
アメリカでの日々は、色々と辛いこともありましたが、今では全てが良い思い出となり、かけがえのない"人生の宝物"になりました。
これからは、日本に戻りこの経験を還元していくことが、僕の役目ですね。
アメリカで出会った全ての方々との"縁"に感謝します。
ありがとうレンジャーズ。。
Thank you for everything!!