久しぶりのブログ日記になりました。
早いものでもう今週中にはアリゾナのルーキーリーグの公式戦も終わりです。
公式戦が終わってもまだ僕の仕事は続きますが、今回アメリカに滞在できる期間はビザの関係で10月いっぱいなので、今シーズンもあと2ヶ月程だと思うと、ここまで早かったなぁと。
そして来年の僕はどこで何の仕事をしているのだろうか?という不安や期待も入り混じったような心境です。
この時期になるとプロ野球界にいるほとんどの人が同じ心境なのではないかと思います。
まあ、そんなまだ先の事はさておき、ここアリゾナではドラフト(7月)で指名された選手やドラフト外の選手が続々と契約を済ませ、早くもチームに合流して、シーズンの公式戦に出場しています。
このシステムは日本のプロ野球とは全く違うので、凄く新鮮です。
日本のプロ野球は、シーズンオフの11月にドラフトがあり、チームに合流するのは約2ヶ月後。
試合に出るのは、2〜3ヶ月振りになるし、高校生ならもう半年もブランクが空いてしまうんですね。
こうなると、自分の最高のパフォーマンを見せるのにかなりの期間を要してしまいます。
中には、体型なども変わってしまい、アマチュア時代よりパフォーマンスが落ちてしまう選手もいるほどです。
なのでこのアメリカのシステムは、選手の「旬」の状態をいち早く見れるという素晴らしいものなんです。
ただし、1人が選手登録されるということは、その都度クビになる選手が出るので、かなりシビアな状況とも言えます。(だからハングリー精神が凄い…)
そして僕は、こちらのドラフトで指名された選手の実力は相当なレベルだと感じています。
レンジャーズの今年のドラフト1位の外野手は、ルーキーリーグのレベルでは当たり前のように格の違いを見せて活躍し、すぐに上のカテゴリー(ハイA)に合流。
また一番驚いたのは、ドラフト12位(全体の約350番目)の投手の初登板を見たのですが、1イニングを完璧に抑えるだけでなく、ストレートはMAX157km、変化球もキレ良く、コントロールもビシバシ決まるという…
日本なら完全にドラフト1位は間違いないレベルなのに、これが12位なんて…
それ以外にも、ドラフト14位の左投手が、全て150km以上のストレートで1イニングを2奪三振の3人で抑える衝撃的なデビューを飾りました。
アメリカのドラフトってこんなに凄い選手ばっかりなの?と、驚くばかりです…
しかしこれほどの選手でも、その多くがメジャーまで辿り着かないという、本当に熾烈な争いのメジャーリーグを目の当たりにしている僕でした。。