さて、自分のロッカーも無事にあり(笑)、早速練習です。
このキャンプはマイナー選手が行うもので、さらに本当のキャンプインはまだ先で、いわゆるアーリーキャンプ(日本でいうキャンプ前の合同自主トレ?)みたいな位置付けです。
しかしほとんどのマイナー選手やコーチ、スタッフが来ていたと思います。
これを2週間ほど行い、そして本格的なキャンプインとなりますが日本とは違い、選手はキャンプインする時にはすでに試合ができる状態まで仕上がってます。
まあ、ちょっと分かりにくいと思いますが、キャンプの位置付けが日本とは違うのであまり気にしないでください(笑)。
とにかく、試合に向けて練習していくことは同じですから。
そして僕は今年になって初めてユニホームを着ます。
「サイズ合うかな〜、似合うかな〜」
なんてちょっとドキドキしながらユニホームに袖を通しました(笑)。
思い返せば現役引退して一年間球団フロント職に就いた以外は、10歳からずっとユニホーム着てますからね。
やっぱりユニホームを着ると一層気が引き締まりました!
その後コーチミーティングを終え、ようやくグランドへ。
外に出てみると、
「なんなんこれ!グランドがめちゃくちゃいっぱいある。日本では考えられん!」
グランドの数で言うと、メジャーの試合が行われるメイン球場の他に、試合ができる大きさの球場が6つ、内野だけのグランドが1つ、バント専用のグランドが1つ、ランニング場が1つと全部で10個のグランドがあります!
もう本当にまずグランドの多さに圧倒されます。
そして全て内外野とも天然芝の球場です。またそれが凄く手入れされてる芝生なんで、本当に見た目もキレイだし、何より気持ちがいいんですよ!
これほどの施設は日本でまず見られないでしょう。でもそれはそうです。こちらの選手の人数は、マイナーだけで投手80〜90人、野手80〜90人と全員で170〜180名ほどいるんですから。(これでも昨年からマイナー縮小で少なくなっています)
球場以外でも、ウエイトルームやロッカールーム、何から何までスケールが違う。
そして何といっても選手です。
特に投手は大きい選手ばかりで、僕は177cmですが、僕より背の低い投手はほぼいませんし、ほとんどの選手とは見上げて話さなくてはいけないのです(笑)。
本当に同じ野球界でも別世界に来たようで、僕は何から何までスケールの違いや大きさを感じ、完全に圧倒された初日だったのでした。