待ちに待ったこの日がやってきました。

テキサスレンジャーズのマイナーチームのキャンプに合流です。

一応、お土産には定番の日本のお菓子詰め合わせを日本から沢山持参して球場に行きました。(笑)

 

それよりまず不安だったのが、本当に自分のロッカーはあるのか、ユニホームはちゃんと用意されてるのか?です。

 

 

 

そして宿舎の通りを挟んで向かいにある球場に行き、コーチ室に入りました。

たくさんの人がいます。

 

まずは挨拶からだ!

 

「 Nice to meet you!」

「 My name is Shinji Kurano!」

 

ちょっと声が小さいかな?…

なんて思いながらも少し緊張で引きつった笑顔を浮かべながら(笑)、一生懸命言葉を出していきました。

でもみんな本当に僕の不安を吹き飛ばすくらいの笑顔で迎え入れてくれました。

 

その中の一人、Kenny(野手コーディネーター)が、早速僕を施設内の色んな所に連れて行ってくれ紹介してくれました。

 

「欲しいもの、足りないものはあるか?何でも俺に話してくれ!」

 

と不安がっている僕を察してくれたのか、初めてでまだ戸惑っている僕にこんな言葉をかけてくれました。

また他のコーチ陣も僕が寂しい思いをしなくていいように色々と気を使ってくれる。

本当に涙が出るくらい嬉しかったです。


「不安な時に助けてくれる、話しかけてくれる、気にかけてくれる。

そして一人にさせないと近くに座ってくれる。

それがどれだけ自分を救ってくれるか。」


こういう事をこの歳になって体験できたのは、たぶん日本にいたら無かったことでしょう…(涙)。

「日本に帰って同じ境遇の人がいたら、今日の僕と同じようにしてあげよう!」

そう思い、本当に人の優しさに感動したのでした。

 

そして僕のロッカーも紹介され、そこにはちゃんとユニホームも用意されているではないてすか!

 

「うわー、ほんと良かったー!しかも自分の名札まで貼ってあって。カッコいい!!」

「ようやくスタートできる!」

 

僕はちゃんとチームの一員として受け入れてもらえたのだと実感し、本当に感激した瞬間だったのでした。