長年の夢でもあったアメリカでの野球コーチ留学を決意し、昨年まで25年間お世話になったホークスを自ら退団しました。

自ら退団したとはいえ、アメリカで受け入れてくれる球団があるのかどうか分からない状態で。

 

そして中々受け入れてくれるメジャー球団が見つからず、人生の中でも久々に超不安な2か月を過ごしました。

決まらない日々は、沢山の事も学びました。

自分自身で「これも挑戦の一部なんだ」と言い聞かせる日々。

こういう不安な時に勇気をくれたり、色々なアイデアを提案してくれる知人、友人。

本当に僕は沢山の方々に支えられていること、人と人との繋がりの大切さ、そして「縁」に改めて感謝しました。

 

その縁が僕の夢の第一歩を繋いでくれました。

メジャーリーグのテキサスレンジャーズのマイナーチームがコーチ研修としての受け入れを決めてくれたのです。

決まったのが1月の中旬をすでに過ぎていたのでそれまでは、もうすぐ日本のキャンプも始まるし、自分は何をしているんだろうと、悶々としてました。

正直受け入れ先が決まらなかった時のこともすでに覚悟してましたので、決まった時は本当に嬉しかったし、レンジャーズ球団には感謝しかありません。

 

決まった今でこそ思うのですが、「なんて無知な選択をしたんだ!」と…

日本の球団からの派遣ならともかく、何の後ろ盾もなく、アメリカでの実績も当然なく、しかも英語が話せない人間を簡単に受け入れてくれると思ってた自分の甘さ!そして身の程知らずな選択だったと情けなく思いました。

 

しかしこんな僕をレンジャーズ球団が受け入れてくれたのも、僕のために色々と動いてくれた関係者の方々のおかげです。本当に感謝してもしきれないくらいです。ありがとうございました!

 

こうして僕はアメリカ武者修行に辿り着くまで、自分自身の色々な感情と戦い、そして夢の第一歩を踏み出せることになったのでした。