撮影機材 三脚の紹介と選び方 その3
次は細かいスペックの説明
【2ウェイ・3ウェイ(WAY)】
2ウェイ …前後の傾き、水平の首振りをひとつのレバーで行う。左右の傾きをもうひとつのレバーで行う。
3ウェイ …前後の傾き、水平の首振り、左右の傾きをそれぞれ独立したレバー(つまみ)で行う。
絶対に3ウェイ
2ウェイは素早く被写体に合わせるのは得意だが、微調整には向いていない。
【グリップの形状】
カタログでは特に触れられていないが、とても重要。
レバーの握る部分。
細いと微調整をするときに扱いずらい。棒状のものや俵型、ボール型などあるが実際に触ってみて自分にあったものを購入すべき。
【クイックシュー】
基本、必要なし。パーツが増えればブレの可能性も高くなる。
カメラを数台持っていて、入れ替えて撮影する場合でなければ必要ない。
【材質と重さ】
カーボンなど剛性も高く軽いものは高価。料理写真では剛性は必要だが軽い必要は全くない。
重くて安い三脚で十分。
【パイプ径と段数】
パイプ径が太いほうが剛性は高く重くなる。しかしその分価格も高くなる。
段数が多いほど、コンパクトに収まるが剛性は低くなる。価格も高くなる。
持ち運びを優先する必要はないので、
パイプ径は予算の許す限り太い物、
段数は3段程度の物で十分。
【ロック方式】
レバーロックをお勧めする。
回すだけのウルトラロック(ベルボン製)などは突起がなくスマートだが、伸縮に両手を必要とするので料理写真には不向き。
また伸縮時に引っかかるようなものはお勧めしない。伸ばす時も縮めるときも、ロックを外して「シャーーー」と脚が出た(しまえた)方がストレスなく扱える。
【開脚機能・角度】
脚を広げられるかどうか。3段階に調整できるものが多い。
脚を全て伸ばして、一番広げたときの剛性をチェックする。この状態で脚がたわむようなものはお勧めしない。
【積載可能(推奨)重量】
コンデジタイプであれば2kgもあれば十分。
デジタル一眼の場合はかなり余裕をもっておいた方がいい(5kg程度)。
望遠よりのレンズで撮ることが多いので、必然的に先端に重心が寄る。角度をつけて締め付けたときにズレが生じるのを防ぐため。
【水準器】
必要とするときと、必要としないときがある。 …ので あるならあった方がよい。
なくてもパソコンで処理すれば問題ない。
(これは料理写真の場合。商品撮影の場合は箱物なども多いので必ずあった方がよい。)
どうだろう、参考になったかな
マニアック過ぎて、アクセス数もグングン落ちてるけど気にしない
次回は三脚の最終回。お楽しみに
■■料理写真(ブツ撮り・商品撮影)用の三脚ついてです■■
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