父の遺品の万年筆 意外にも・・・
親父が亡くなって今年の4月で18年になります。いろいろ収集癖があった(これは子、孫にも連綿とDNAで引き継がれていますが・・・)親父ですが、未だに処分に困っていたものが万年筆です。私の代になり、電子カルテになり、そもそもカルテの字を自分で書くことがなくなったため、置いておいても使いようがないのあります。立派なケースに入った約50本の万年筆親親父はカルテ、紹介状はすべて万年筆で書いていました。ある日新聞に古い万年筆の買い取り相談会の広告が・・・しかもその一つが尼崎総合文化センターの一室で開催されることがわかり、早速ケースごと持参しました。査定員がみるなり「ほ~っ」と驚き・・・半分以上は値段のつかないものでしたが、一番高いもので一本37000円の値がつき、総額1*万4000円で買い取っていただきました。ちなみに4000円はケース代でチェコ製であることがわかりました。でも1本だけ残しておくことにしました。生前から我々子供にも自慢していた1本昭和23年に買ったというパーカーの万年筆当時の値段で3000円だったそうで、大卒の初任給より高かったのではないか・・・?その頃学生のはずだが・・・どうやって買ったんや?欲しくて欲しくて毎日店に通い詰めて、おおまけしてもらって買ったんやといつも自慢していました。これには親父の魂が入っていると思い、使うことはないと思いますが大切にとっておきたいと思います。