僕は野球を習っている・・・
この街で一番強いチームに入っている・・・
しかもそのチームのレギラ―だ・・・
僕が野球を始めたのはお兄さんの影響だ・・
僕のお兄さんはすごく野球がうまかった・・・
お兄さんはへたくそだった僕に一生懸命に教えてくれた・・・
どんどんとうまくなっていった・・・
でもお兄さんには追いつけなかった・・・
お兄さんは僕の目標であった・・・
しかしお兄さん肩を壊してしました・・・
もう野球は続けれないと医者に宣告されてしまった・・・
自分が一番辛いと思うのに肩を壊してからも僕に野球を教えてくれた・・・
僕はついに街一番強いチームのテストに合格した・・・
お兄さんは自分のことのように喜んでくれた・・・
お兄さんがお祝いに新しいグローブを買ってくれると言った・・・
次の日一緒に買いに行った・・・
僕は道を渡ろうとした時に車が突っ込んでくるのがわかった・・・
信号は青なのになぜ車が自分に向って走ってくるのが不思議だった・・・
混乱と同様で体が動かなかった・・・
突然自分の体が動いた・・・
正確には動かされた・・・
お兄さんが僕を突き飛とばしたのだ・・・
僕が突き飛ばされた瞬間にお兄さんの体が車に当たり・・・
体が軋む音と一緒に血しぶきが僕の顔にかかった・・・・
道路が真っ赤に染まっている・・・
僕は何が起こったのか理解が出来なかった・・・
微かに喋れるお兄さんがこう言った・・・
「お前には未来がある 俺はお前のために死ねたら本望だ・・・」
「俺はお前に教えることは何もない・・・」
「これからもっとうまくなって 俺のいる天国まで活躍が届くぐらいに頑張ってくれ」
「俺はお前の兄でよかった・・・」
こう告げたお兄さんは さっきまで動いていた口がピクリとも動かなかった・・・
嘘だろ・・・
僕は何回もこの言葉を口に出してお兄さんを抱きかかえた・・・
だんだんとお兄さんが冷たくなっていくのが伝わってきた・・・
僕はその場所で泣き崩れてしまった・・・
事故した車は居眠り運転だとわかった・・・
僕は怒りが込み上げてきた・・・
僕はその運転手を憎んだ・・・
復讐しようとも思った・・・
しかしそんなことしてお兄さんが喜ぶだろうか・・・
そうだ 僕はお兄さんのために頑張らなくてはならない・・・
それから無我夢中で練習に取り組んだ・・・
そして 僕はプロ野球選手になった・・・
ドラフト1位で入団して新人賞を取ったりした・・・
そして お兄さんが死んで15年がたった・・・
この日お兄さんのお墓参りに行くことにした・・・
お兄さんのお墓の前で手を合わして心中でこう伝えた・・・
「お久しぶりですね 天国で元気にしてますか?」
「僕の活躍は天国まで届いていますか?」
「今年三冠王を取りました」
「僕はお兄さんに感謝しています」
「お兄さんがいたから野球が上手になれたし 今がある・・・」
「これからも僕を見守ってください」
僕の目の前にお兄さんが現れ
お兄さんはにっこりと笑顔を見せて また消えていった・・・
僕は未来へと歩きだした・・・