いつもの海辺に帰ってきた。

 
 
いつものように日の暮れる頃
 
いつもの砂浜を歩く
 
 
白い犬と
 
波の音と
 
海の香りと
 
 
夕陽の金色の光が
 
濡れた貝殻に反射して金の粉でいっぱいになる
 
 
素足に大きな巻き貝が触れた
 
巻き貝が・・・
 
 
手に取って冷たい金色の巻き貝を耳に当てて目を閉じた
 
 
目の前に大きく広がる海と
 
巻き貝の中にある海の音
 
 
どちらが夢で
 
どちらが現実なのか?
 
 
 
巻き貝の中の海と
 
外から聞こえる波の音・・・
 
 
私を遠く地平線の彼方に連れて行く
 
 
海の向こうへ
 
私の中へ・・・
 
the Ocena with in ... Kamala