医療ソーシャルワーカー | Shining River〜難病アラサーの日々

Shining River〜難病アラサーの日々

アラサー難病女子の、成人スチル病と付き合いつつゆっくり生きていくブログ。

2013年難病・膠原病「成人スチル病(AOSD)」および子宮内膜症発症。現在もまったり治療中。
普通に生きているけど、どこか生きづらい毎日。

まさか自分がこんな道を選ぶなんて、と
不思議に思う毎日ですが、
新しい日々は確実に毎日続いていっています。

患者さんの感情に向き合うたびに、
この光景に慣れてはいけないんだと思います。

私たちにとっては一人の患者、だけれど、
その人やその人の家族には色んな背景があって
もちろん色んな感情があるはずで。

たくさんの人に会うなかで、
辛さや苦しさやもどかしさ、恐さ、色んなものが溢れて出てくる相手の涙を見ると
急激に自分の心臓がぎゅってなります。

発症当時、検査しても検査しても何も分からなくて
やっと入院することになって、人生で初めて車椅子に乗って、人生で初めて点滴している私を見て
母が夜中の待合室で泣いていたのを思い出します。

それを見て「大丈夫、私は元気だから、ほら喋れるし体も動くじゃん」って、笑いながら、冗談みたいに、
看護師さんに車椅子押してもらいながら、母にそう返したことも覚えています。
もう四年も前だけれど、よく覚えているなぁ。

健康だった私は帰ってこないけれど
でも、少し、0,0001%くらいは、患者さんやその周囲の気持ちに共感できるのかなって思っています。

元気でいることが一番の恩返し。
無くしたものは戻ってこないけれど、その分明日を大切にできる。
明日もがんばろう。ね。