日曜日の誘いは断った。
めまぐるしい日々が続いたので、一人になりたかった。
久しぶりの一人の時間。
午前は家族と友達とユンファにエアメールを書いた。
学校はまだついていけてないところもあるけど、
毎日刺激的で、新鮮で、非現実的な毎日だ、と。
右手と目が疲れたので、誰もいないリビングへ向かった。
オレンジジュースを一杯飲み干して、テーブルを見回す。
これといったランチがないので、
気晴らしがてら、Bondi Beachに行った。
坂の途中にあるケバブ屋でTake away.
Bondi Beach Market を歩きながらケバブをたいらげた。
ドリンク片手にビーチのベンチへ。
いい天気。風が心地よい。
芝生に寝そべるカップル、フリスビーをする親子。
アダムたちはBlue Mountainに行くらしい。
それでも僕は一人になりたかった。
ベンチに座りながら180度見回す。
何度見ても、ため息しか出ない。完璧な外国の海岸。
せっかくだから、ビーチを歩くことにした。
水着の女性に目がいってしまう。
僕も男だ。トップレスの人もいた。
思わず目をそらしてしまう。僕はまだ男の子だ。
サーフィン区域に着き、気づく。
サーフボード持って来ればよかった。
でも初心者の僕には、まだ一人で練習する勇気はない。
いた。
オトノがいた。
波に乗っては、ひっくり返る。それでもまた波に乗る。
僕はずっと眺めていた。
がんばれ!
おしい!
よし!いい感じ!!
僕は心の中で、気づかず彼女を応援してた。
もしかしたらあの時、オトノを探しにBondi Beachに行ったかもしれない。
もしかしたらあの日、オトノに会いたかったから一人でいたかもしれない。