夫「へいパル、Jが今東京に来てるみたいだ。金曜日に高田馬場でランチを食べようって話になったから、パルも一緒に行こう」
私「J?まーたパチンコしに来てるの?」
夫「イェー!」
私「なんで高田馬場?遠くね?」
夫「鰻のお店に行きたいみたい。」
私「うーん。明日(木曜日)はオカンが仕事休みで一緒にパチンコ行きたがってるんだよねぇ、、、今日紹介状届いたから、金曜日には伊藤病院に行こうと思ってるし。ランチの後だと遅くなるじゃない。予約制じゃないから待つと思うんだよね」
(かかりつけ医にエコーで診てもらったところ首のリンパ節が気になると言われ紹介状が出ていた。次週に持ち越したくなかった。)
夫「カモン、パル!引きこもって暗くなってちゃダメだ。一緒に行こう!」
私「いや、引きこもるんじゃなくてパチ屋と病院に、、、」
夫「11時にしてもらったから行こう!ちゅっちゅの幼稚園は僕がお迎えに行くよ」
私「あらそう?11時ね、、、調べてみたら、高田馬場から表参道まで30分かからないのねついでだし行くか。Jが鰻おごってくれるんだろうし
」
夫「イェーイェーイェー!!でもおごってはくれないと思うよ。」
私「なんでよ?先輩でしょうが。」
夫「お〜パル、アメリカはそういう文化じゃないんだよ」
私「だからなんでよ!あなたは無職、向こうはリッチでしょうが」
その2日後
やってきました、初・高田馬場!
全くイメージが湧きませんでしたが、駅前はこんな感じでした。
どこからともなく香る、アームピット(脇)臭。
夫「オーメン!なんだこの美味しそうな香りは!どこからきてるかな」
私「美味しそうな香り?私はアームピットの臭いがしてたまらんのだけどあ、この目の前の中華料理のお店かな?」
夫「違うと思うけど、、、お、ここのケバブの匂いだ!どうしようパル、食べて行こうか?」
私「これから鰻を食べるんでしょうが」
夫「でもすごくそそられるじゃないか、ヤミー!我慢できない」
私「アームピットは無理だわ〜鰻美味しく食べられなくなってもいいの?食後にまだいけそうだったら買えば
」
とはいえ中途半端に20分時間が空いてたので、カフェで一杯茶してからJが予約してくれたお店へ向かいました。
、、、う〜ん。
ここまで一旦読み返してみたけど、全く要らない前置きだったかも
このまま続行するけどねん
駅前の大通りから住宅街に入る路地をまっすぐ進みます。割と地味な外観に普通に通り過ぎてしまい、引き返しました。
正面はこんな。「鰻専門店 うなぎ愛川」さんです
11時開店ということで、既にお客さんが並んでいました。
外国人もいます。
程なくしてJ登場!
Jは5月にも来日して夫と会ってたけど、私はなんと5年ぶりの再会で会うの2回目
J「不思議だよね。この数年アメリカでは一度もパルを見なかったのに、日本でこうして会うなんて。それも2回とも。」
ギクッ、、、はい、人付き合いの悪い妻でございます
夫はしょっちゅう同僚や友達と私を会わせたがっていたけど、別に興味ないというか話すことないし〜英語で会話するの疲れるしね←元英会話スクールマネージャー
5年前に初めてJと会った時も多少嫌々だったわ。でも夫がAppleの採用試験を受けた時のインタビュアー(面接官)の一人だって言うから、「この度は夫がお世話になりまして、、、」的な義理で会ったのよね。
この時のことをどこかに書いた気がしたので探してみたら、この記事に書いてました
そう、Jは無類のパチンコ好きで、冗談じゃなくパチンコするためだけに日本に来てるのよ。
鰻屋が開店しました。
が、何人かのお客さんが入店を断られ帰っていく、、、へ?
J「このお店は開店時は予約しないとまず入れないよ。あの人たちは予約無しで来たんだろうね。予約無しで来るなら、何ターンかお客さんの回転を待つ覚悟をしないと。」
え〜そんなに隠れた名店だったの?!
期待に胸を高鳴らせ入店。
まずその狭さにビックリ
こんなに狭いお店って、私初めて見た。
8畳無いくらいのスペースに4卓しかないの。
もっと狭いかも?
テーブル席もあったけど、案内されたのは座敷だったので夫ちゃんと座れるの?!ってハラハラ。幸い掘りごたつだった横向きにならないと座れなかったけど
メニューはすごくシンプル。
こんなところまで来たんだから、もちろん特上を頼むつもりでした。
鰻専門店に来るのは人生で2回目。
実は初めては夫との初デートの時
でね、席に着くなりJの仕切りがすごいのよ。
なんでもこの店の常連で、つい3日前にも来たんだって
時々簡単な日本語を混ぜて話すJ。台湾出身で、私でもすごく聞き取りやすいアクセントで英語を話すから助かるの
J「今日はパルがいるから、注文は任せるよ。いつも日本語で注文するんだけど、時々よくわからないことを聞いてくるんだ。あとお通しはキャンセルで、あれはいらない」
私「え、お通しまであるの?」
J「そうそう。私お通しはいつもいらない言ってる。前のお通しは串焼きだったけど、お金払うなら自分の食べたいものに集中したいし、お腹いっぱいになっちゃったら困るでしょ?」
私「お通しはねぇ、私も好きじゃないです。代金チャージされるし、断れる時は断るかな。日本人でも嫌だなって思ってる人は多いと思います。」
J「うんうん、それでいいの。鰻だけど、私は3日前に関西風食べたから、今日は関東風にする。関西風はちょっとクリスピー。関東風はもう少し柔らかくてタレ多め。どっちにする?」
私「関西風なんてあるんですね、知りませんでした!じゃあ夫と私でそれぞれ頼んでみようか?私関西風に挑戦してみるね。気に入らなかったら交換しようそういえばドリンクどうします?」
J「ドリンク別にいらない水、水。」
えー、、、水ぅ?
まぁいいけど。
ここで店員さんがお通しのことを聞いてきました。
お通しをキャンセルし、無料のお冷を3つ頼む客(私)
J「で、串焼きはねぇ、私がいつも頼むのはきも、かぶと、レバー!この3つが美味しい!」
え〜〜〜、、、ノーセンキュー!!!
ニヤニヤとそれぞれの説明を始めるJ。
私「(こいつ〜リアクションを楽しんでるな?)いや、くりからとかの方が良さそうじゃないですか?
」
J「ダメダメ、つまんない。くりからは鰻重と一緒よ。この3つが美味しいから!」
私「レバーはまぁ、、、苦手だけど食べられなくはないのかも。でも頭と内臓はさすがに気持ち悪いのでいいですぅ」
J「えー?本当に美味しいからトライしてみないと!〇〇(夫)は?大丈夫でしょ?」
夫「ハッハー!ソーリー、バディ。レバーは貰うけど、頭と内臓は僕もやめとく。」
J「じゃあレバーは3本ね!かぶとは1本、きもは2本にしておこう。内臓はダメなら私が食べるから。ね?」
まぁそれならと苦笑いする夫。
、、、仕方ない。
ここまで仕切るということはやっぱりJのおごりなんだもの、我慢我慢。
料理をオーダーし、待ち時間にパチンコの戦果について聞いてみた。
まだまだ続くので、次回に続きます