【ブラックフライデー夫婦の会話】こんな夫は変わり者？

私「ねぇねぇ、ちょっとバッグを買うのに６００ドルくらい使っていーい？」

夫「６００ドルのエコバッグだって？そんな物聞いたことないぞ。一体どんなエコバッグだ？」

私「ちゃうちゃう、エコバッグじゃなくてパースよパース。」

＊パースはハンドバッグのこと。パースはバッグの中に含まれると思うんだけど、夫はバッグと聞くと買い物袋を思い浮かべるらしい

夫「なんだパースか。Yeah, sure, go for it!」

私「ブラックフライデーだからね、セールでパース５個買って合計６００ドルよ！すごいっしょ？」

夫「お〜パル。数個買って６００ドルのパースなんかより、１万ドルの良いパース１個を買ったらどう？」

私「そうね、エルメスとかシャネルがいつか買えるといいわね、、、ふっ」

夫「そのくらい買うお金はあるんだ。良いやつを買ったら。」

私「いいのよ、、、だってもうすぐ無職になるんだから、とても高価なバッグなんて買えないわということで、パースに６００ドル使うわね！４０ドルのサンダルも買っていーい？」

夫「使いたいだけ使え、数百ドルなんてどうでもいい。とりあえず５千ドル以上使う時だけ相談するってことにしよう。」

、、、働かなければ金はいつか尽きる。この強気発言がいつまで続くか見ものね

はい。ということで、ここ２日間はブラックフライデー・ディールを漁るのに忙しくしておりました。

私は普段お金をそんなに使う人ではないんだけど、年に一度のブラックフライデー、なんでも大幅値下げになるチャンス！！特にアメリカ発のブランドは日本で買うよりずーっと安い

最近は日本でもブラックフライデーって実施されてるからね、試しにTory Burchだと日米でどのくらい価格に違いがあるのか見てみた。

このトートバッグは、アメリカでオンラインで買うとセールで３９８ドルが２７９ドル。わかりやすく１ドル１５０円とすると、４万２千円ほどで買える計算。楽天のキャッシュバックサイトを経由して買うと更に１２％キャッシュバック

日本のTory Burchを貶める気は全くありません、、、ありませんが。

同じトートバッグが日本だと７万７千円

黒は人気色なのかディスカウントが無し。サイト全体で商品によっては３０％オフまで安くなるみたいだけど、、、アメリカブランドはやはりアメリカにいるうちにゲットしておいた方が良いという結論に。

もうすぐ日本に移住する予定なので、私がいくつかバッグを買っておけばおかんや姉と共用できるしねあ、このトートは買ってませんよ↑

なぜか意外に思われるんだけど、私は決して即決でポチるタイプではありません。

まずはいいなと思ったアイテムをどんどんカートに入れ、それから時間をかけてふるいにかける。

やっぱりあーでもない、こーでもないと難癖をつけてはリストから弾いていき、最終的に生き残ったものだけをようやっとポチるのです。

今日は２つのブランドから３点のバッグをオーダー。もう１つのブランドはサイバーマンデーの方が安くなるのではないかと踏んで温めてます

その後

夫「僕はパースのことなんて考えたことないから、ゲーム仲間にパースとバッグの違いがわかるか聞いちゃったよ。そしたらGoogleで働いてる女性がいてさ、ハイブランドのバッグしか買わないらしいよ。」

私「それこそエルメス、シャネルかしらね！」

夫「僕は個人的にはパースなんて１００ドル程度かそれ以下で買えれば十分だと思ってるんだけどね。欲しいものは何でも手に入れてきたからもう欲しいものがないんだよ。だから買い物なんてどうでもいい。唯一お金で買えないのは時間なんだ。」

私「だから仕事辞めるんでしょ？ゲームをするために」

夫「そうだよ」

最近夫がいつもプレイしてるWoW-World of Warcraft-（オンラインゲーム）の新パッケージがリリースされたとかで、ハワイから戻ってから毎日取り憑かれたかのようにゲームに精を出してる夫、、、来週一杯働いたら会社を退職します。夫は毎日嬉しそうです

でもそこから夫のどーでもいいゲームトークが始まる

夫「僕は今朝、パルとちゅっちゅが寝てる間にずっと計算をしてたんだ。このWoWの新パッケージ、どうもBlizzard（ゲームメーカー）が設計をミスしたようで、僕がプレイしてるワーロック（魔法使い、warlock）のクラスで使える３つのキャラのうち、デーモン（demon）しかうまく機能しないんだ。残りの２つ、シャドウ(shadow)とファイヤー(fire)はどう頑張っても５０％の力しか出せない。エンジニアのスキルを使って難しい計算をして８０％まで出せるようにしたんだけど、それが限界。」

私「（ひ〜オタクのどうでも良い話が始まった〜）とりあえず来週で仕事辞めるんだから、ゲームのことは一旦忘れてその情熱と能力を仕事に向けたら？」

夫「まさか。来週は適当に仕事して終わりだ」

私「ボスを裏切るような真似はしないでね。」

夫「そこが僕の仕事の問題だよ。この世の９９.９％のエンジニアが理解すらできないタスクを課されるのが僕らだ。」

私「そんなに難しいんだ？」

夫「文字通り普通のエンジニアでは何を指示されてるのか全く理解できないくらい難しいタスクだ。でも僕のチームには天才ばかりがいるから、全員がその９９.９％が理解できないタスクを簡単にこなすことができる。そんな感じでAmazonでもMicrosoftでもAppleでも、難しい仕事ばかり振られてできるのが当たり前だと思われてる。」

私「そりゃまぁね〜。だから給料が良いのよね。」

夫「そうだけど、例えば週に６０時間働いて今と同じ給料を貰うのと、１時間だけ働いて４分の１の給料を貰うのだったらそっちの方が良いと思わないか？もっと小さな会社から『お〜、ミスター〇〇！この問題に我が社の社員が６ヶ月かけて取り組んでいるのだけど、もうにっちもさっちもいかなくて、、、どうにかできませんか？』って依頼を受けて『All right! Leave it to me!（任せろ！）』、、、カチャカチャカチャ（タイプする音）、、、『バーン！Problem solved!（問題解決！）』ってなった方がいいだろう？なんて楽ちんなんだ。」

え！！！！！

待て待て待て、４分の１の給料って、下がるのはあかんだろ〜！

そもそも１日１２時間も働いてないだろ