東京の実家は、とにかく足の踏み場がないほどに細々としたものがあちこちに置かれている。
収納が少ないのか、物を持ちすぎなのか判断は難しいところだけど、上の姉Nはきれいに片付けてあったと言うし、転がってるものの大半は年子の姉Aと姪Mの私物。
なので、2人が散らかしているのだと思う。
2日前、Aが持ってきたニンテンドースイッチが、リビングの床にドックに設置され充電された状態で置かれていた。
足の踏み場がなくてジャマだしちゅっちゅが手を伸ばせる位置にあったので、仕方なく隅の方におしり拭きの箱を置き、その上にスイッチを移動した。
翌朝、上の姉Nが化粧をしようとして床に座った時に、そのスイッチのケーブルに気づかずおしりで乗る形になった。
スイッチはドックごと引っ張られて床に落ちた。
落ちたと言ってもたかが30cm。床にはジョイントマット。
わざと床に叩きつけたわけじゃあるまいし、Nも即座に謝った。
Aが叫ぶ。
「ちょっと!誰がスイッチを箱の上に置いた?!うちは置いてないぞ?!」
私がごまかそうとする。
「まぁまぁ、別に壊れたわけじゃないんだから」
A「誰が置いたんずや?!普通そんなとこに置かないでしょ?!」
ヒステリーの姉、犯人を突き止め、責めたくてしょうがない。
私は手を挙げて、「はい、うちが置きました。申し訳ございませんでした」
犯人が自白して謝罪したにも関わらず、その後もごちゃごちゃピーピー必要以上に言ってくる。
理解できない。
こう言ってみた。
私「一言、言わせて・・・寿司と旅館」
前日の夜、夫がみんなにお寿司をおごり、2日後のお姉の誕生日(つまり今日)には私たちのお金で温泉旅行に行く予定だということをリマインドしてみた。だからこんな小さなことで怒らないでくれと。
でもそれとこれとは別問題だと言う。
更に言ってみた。
「そもそもこのスイッチを買ったのは夫。Aが今飲んでる水を買ったのも夫」
このスイッチは一昨年、姪へのクリスマスプレゼントに私たちが贈ったもの。
マイクラが好きな姪のために、マイクラとコラボしたクリスマススペシャルエディションのギフトボックスを贈った。
しかしゲーマーのAばっかりが使うので、姪はAにお願いして代わりにスイッチライトを買ってもらったらしい・・・
そしてAが文句を言いながら飲んでいる水は、夫がその日の朝にコンビニから買ってきたもの。
イラッとしたので、追加でそのことを言ってみたのだ。
「恩着せがましい!」と言われた。
そういえば、私の癌の快気祝いも含めた温泉旅行だとAは言っていたな。
その日の午後、家族で出かけることに。
(昨日ブログで書いた、仏具店とかニトリでのお買い物がそれ)
しかしお姉の軽だと、ベビーカーを積むと大人2人+子ども1人までしか乗れない。
夫は時差ボケで疲れてるということで、母をパチンコ屋へ送り、そのまま私、姉2人、ちゅっちゅ、姪で出かけることに。
でも行きたい駅は自宅からパチンコ屋を経由した更に西側にあるので、母を送ってから直行したい。
なので誰かが車に乗れない。
その駅は下りの方面なので、各駅だと18分かかるもののガラガラで8駅。
Aに、4人で電車で行って、母を送ったNと後で合流しようと提案しました。
Nは「ああ、それいいね!向こうに着いた後も待ってる組は暇だから」
そしたらAが「嫌だ、電車に乗りたくない。コロナにかかる!」
すると姪。「えー、じゃあMが一緒に行く!パルとちゅっちゅと3人で行きたい!」
A「それはダメ、Mもコロナにかかるかもだから」
私「それ、うちかちゅっちゅがかかっても同じことじゃない?電車もガラガラよ?」
A「まあそうだけど、とにかく電車は嫌!歩きたくない!」
悲しげな姪・・・
口論が聞こえたのか、何かを察したのか、タイミング良く夫が登場。
いや、腹が減っていたのだ。「どうしたの?」とパンとコーラを貪りながら聞いてくる。
今の経緯を話していると、開きっぱなしだったリビングのドアから出ていったちゅっちゅが、玄関から夫の靴を片方持って夫の元へ運んできた。
いつも夫が公園へ連れて行ってくれるので、「ダッディ、お出かけしよう
」というアピールだろう。
まさか、「ダッディがついて来ればケンカも終わる」と思ったわけじゃあるまい。
靴を差し出すそのいじらしい姿を見た夫、
「All right! 僕が一緒に行くよ。具合が悪いのはお腹が空いてたからだったみたい
」
結局私と夫、ちゅっちゅの3人が電車移動、残りが車移動となった。
でもやっぱり時差ボケで疲れていた夫、ニトリで買い物中に車組と合流すると、
「ごめんね〜やっぱり僕は電車で一人で帰るよ
」となった。