俺の上には誰も立たせん!
プレミアムバンダイ限定 HGFC ガンダムマックスター 素組みレビュー
「HGFC ガンダムマックスター」
『機動武闘伝Gガンダム』より、ネオアメリカ代表・ガンダムマックスターがプレミアムバンダイ限定HGキットで堂々登場。
ガンダムローズのリリースから約10カ月ほどで、おもったより早く来てくれました。
ガンダムローズより採用されている「Gガンダムフレーム」のフォーマットを元に設計されており、現代風のスマートな体型に見せつつも元デザインの武骨さも感じさせます。
頭部は特徴的なフェイスガードを見事再現。
色分けもよくできています。
胸部プロテクターや肩アーマーは元デザインの重装甲ぶりをしっかりと表現。
胸の中央に来るグリーンのパーツはハメ殺し構造のためまだ取り付けていません。かつ、残念ながらクリアー成形ではありません。
共通フレームの関係で拳が気持ち小ぶりに感じるかなぁと思います。
しかし腕部には合わせ目が出ない構造になっているのがありがたい。
太腿や肩アーマーの青いライン部は色分けランナーで再現。膝の赤ラインもパーツ分けされており塗装も楽そう。
脚部も段落ちモールドなどで処理されており、合わせ目はほぼ出ないようになっています。
さらに嬉しいことに足裏は肉抜き無し。
ざっくり可動。
さすがにOP映像のような腕組みポーズは厳しいです。
付属品。
シール。
フレームが共通のため、右の平手がガンダムローズに付属した指差し形状(上)のままですが、ローズには無かった左の平手(下)が追加されています。
コアランダーは脱着可能。
シャイニング、ゴッドを除くとシャッフル機で唯一劇中に登場したレアなコアランダー。
「ギガンティックマグナム」はもちろん腰から取り外して手に持たせることが可能。
しかしこれも残念ながら・・・というか近年のHGフォーマットに従って、トリガーガードがオミットされており、持ち手も銃持ち専用の形状ではありません。
さすがに仕方がないですが銃の内側はダボがそのまま露出。
「フライヤーシールド」。
きちんと付属してくれて嬉しいですね。ソールに取り付けるアタッチメントを介して設定通りサーフボードのように乗せることができます。
さらに中央部のグリーンのパーツを外せばアクションベースに対応するダボ穴が露出します。
本商品の見どころのひとつ、「ファイティングナックル」はなんと差し替え無しで展開可能。
スケールを考えるとよくぞ実装してくれた!と嬉しくなりますね。
これで前腕ロール機構があったら文句のつけどころが無いですが、さすがにスペース的にそこまでは実現せず。
クリアーパープルで成型されたパンチエフェクトも付属しています。
色合い的に「豪熱マシンガンパンチ」のイメージに感じますが、取り付けはファイティングナックルに被せる形になります。
内側にダボ穴があるのでスタンドにも対応。
「ボクサーモード」。
マックスター最大の特徴である本形態もパーツの脱着により再現。
肩アーマーはもちろん両手に装備可能。アニメの描写のように「ファイティングナックル展開時の上から装着」はさすがに不可能で、設定に沿った装着法となっています。
大胸筋はやや角ばったデザインにアレンジされ、メカとして不自然にならないようになっています。また、肩幅を縮めてプロポーションを調節可能。
アーマーを取り外した肩部分はダボ穴が露出してしまいますが許容範囲かと思います。
ガンダムローズ同様、今川監督考案のプラモデルオリジナルギミックとしてフロントスカート・膝パッド・アンクルガードをパージすることができます。
漫画版に登場のガンダムマックスリボルバーにあった「減量モード」に近しいものでしょうか。
付属するクリアーレッドのアクションベースと組み合わせることで装甲パージの瞬間をイメージしたディスプレイにすることができます。
RGゴッドガンダム、HGガンダムローズと比較。
当然ながらガンダムローズのフォーマットに合わせているため統一感がありますね。
非公式ではありますが、ギガンティックマグナムの銃口に半ば無理やりローゼスビットを取り付け可能、"あのシーン"を再現できます。
結婚式の時に大急ぎで作った旧キット版と。
以下、ポーズ集。
「ネオアメリカの皆様!お聞きください、この歓声! 今では静まりかえったこのニューヨークに、活気が溢れかえっております!そして、その理由はただ一つ。"彼"が来たからです!」
「シャラップ!このネオアメリカの、恥さらしがぁ!」
「オーマイガァァァーーッ!!」
「トリャ!トリャ!トリャ!トリャ!トリャァァァ!!うおおおお!!」
RGゴッドガンダム用の拡張パーツを使って「バーニングパンチ」をイメージ。
「さぁ!カモォォン! バーニング・パンチ!シューー…トォッ!!」
胸のプロテクターを付けたままにしておけばギアナ高地での対デビル軍団戦の一幕も再現可能。
「行くぜ!これが本物のォ!バーニング・パンチだァァァーーッ!!!!」
「・・・どうした?もう一度笑ってみなよ・・・!」
「そうか!これを弾の代わりに・・・!」
「豪熱ぇぇつ!マシンガァァァン! パァァァァァンチ!」
以上、HGFCガンダムマックスターでした!
組み立てキットとしては「Gジェネ」シリーズ以来20年以上ぶりの登場になるのではないでしょうか。
現代フォーマットのプロポーションにアレンジされつつも元の武骨さも感じる良い塩梅。
アクション性も抜群かつ、ほぼ全てのギミックを網羅しており、いずれの形態も破綻がありません。
まさにファン歓喜の出来栄えとなっています。
次は・・・おそらくボルトガンダムではないかなぁと勝手に予想(笑)
■商品
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