究極!切断! | @in's Hobby Room

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珍しく工具に触れます。
ゴッドハンド アルティメットニッパー


ゴッドハンド SPN-120 アルティメットニッパー 5.0

今モデラー界で話題の、作業工具専門店、ゴッドハンド社の送るプラモデル専用ニッパー、その名もアルティメットニッパーです。
実は数か月ほど前からすでに導入していたものの、そういえば触れてなかったなぁということで今回ご紹介。

プラモデル用といっても「ゲートカット専用」というのが本商品の大きな特徴です。


青いグリップも特徴的ですが、なんといってもこの極薄刃でしょう。ちなみに一般的なニッパーと異なり「片刃」仕様となっています。刃そのものも小ぶりですね。


それまで使用していたタミヤの薄刃ニッパーと比較。「薄刃ニッパー」と銘打っているタミヤのもの以上に薄いのが確認できます。


実際にパーツを切り出したものがこちら。上半分がタミヤ薄刃ニッパー、下半分がアルティメットニッパーでカットしたもの。


次にランナーを適当に切り取ってみたもの。上がタミヤ、下がアルティメット。
こちらの方がわかりやすいですかね。もう断面からしてまったく異なるのが確認できます。 アルティメットニッパーでカットしたものの方が白化が少なく、断面も平らに近い。
さらに切断音もほぼないに等しいです(笑) 普通のニッパーといえば”パチッ”みたいな感覚ですが、これの場合はスッ・・・という感じ。力もほぼ必要としません。

ただしそれゆえにかなりデリケートに扱わねばなりません。ゲートカット以外の使用はもちろん、3mm以上の太さのものや、クリアーパーツなどの硬質プラに対しての使用には向いておらず、一歩間違うと刃が折れるとのこと。
しかしクリアーパーツのゲートカットに関しては刃の真ん中あたりを使えばある程度は耐えられるそうです。刃の先端を酷使しすぎるといずれ・・・ということ。

 

 

 


先日紹介した素組みのビルドバーニングガンダムもやはり今回のアルティメットニッパーを使用して組み上げたもの。見ててなんとなくゲート跡がほとんど目立ってなかったかと思います。特に赤い成型色のパーツなんて普通はゲート跡が目立つところですが・・・

これがアルティメットニッパーの威力。まさしく究極の切れ味を誇ります。
導入して以降は本当にキットの組み立てが捗るようになりました。マジでサクサクと進みます。手への負担が少ないのがとても助かりますね。それこそMGのHi-νなんて組み立てるだけでいろいろ持ってかれるところなんですが(笑) こちらのおかげで作業効率もだいぶアップしています。

むしろパチ組み派にこそ必需品になるのでは、と思えます。 しかしもったいないのは現状あまり流通していない点。製造するのも大変なんだそうです^^;
アマゾンのほかには楽天などのネットショップ。 実店舗だと都内のホビーショップであれば取扱いしているお店もありますがやはり品薄状態ということがほとんどなので、見つけ次第購入してしまった方が良いかと思われます。
断言しますが買って後悔だけは絶対にしない、今年イチ素晴らしい工具に出会えたと思います。

他にも「刃のないニッパー」、「神ヤス」や「スジ彫りヤスリ」など、モデラーにとって魅力的な工具もあるので、今後もっと流通されることを願います。