敗者のガンダム。
ROBOT魂 ガンダムエピオンレビュー
」
「新機動戦記ガンダムW」終盤に登場した”敗者になるための機体”、ガンダムエピオンがROBOT魂化。
劇中では幽閉されていたトレーズ・クシュリナーダが独自に開発し（どうやったんだ）、そこへやってきたヒイロへと渡されますが後にゼクスが搭乗。もっとも勝手にヒイロに押し付けられたようなモンですがｗ
決闘用というコンセプトのもと開発されており、なんと武装はビームソード・ヒートロッドの２つのみ。射撃武器を一切持ちません。（※最終話ではなぜかバルカンのようなものを発射しているような描写がある）
さらにゼロシステムも搭載という、じゃじゃ馬にも程がある機体であります。
こんなものを押しつけられたゼクスがかわいそう(笑)
お馴染みの複合素材でできております。 劇中のどっしりとしたプロポーションというよりはマッシブな印象を受けますが全然違和感もなく仕上がっております。
どこかウイングゼロと似た外観を持つのが特徴的。
顔の仕上がりもGOOD。羽根も大きめに造形されており迫力は十分。 ちなみに今回は装甲のツートンカラー（ウイングゼロだと白とライトグレーといったような）によるアレンジが施されていません。
可動。
肩には引き出し機構、前腕にはロール軸が仕込まれています。 足首の可動域のおかげで接地性も十分。
EW版デザインより逆輸入された羽根の可動。内側に曲げると連動して小羽根が展開されます。
さらにヒートロッドも一節ずつボールジョイントで接続されているためかなり自由な動きが可能です。長さの調節もできます。エピオンの立体物では初めてヒートロッドが”上に反る”動きができるようになっています。
付属品。
ヒートロッドは延長パーツが付属し三節分伸ばすことが可能。なお延長パーツは非可動。
専用パーツを使って魂ステージに接続可能。
「君が敗者となって帰還することを望む。」
「俺もそれを望んでいる･･･」
劇中ではヒイロが最初に搭乗。
通過しただけで敵が真っ二つになってしまうチート武器。
特徴的なビームソードは右腰のエネルギーサプライヤー部ごと交換することでマウント時と使用時を再現可能。（マウント時のグリップは外せます。）
ソード使用時にエネルギーサプライヤーから伸びてグリップとつながるケーブルはリード線で再現。
ビーム刃は通常タイプ高出力タイプの2種類が付属。高出力タイプの迫力は必見。
さらに持ち手も数種付属しており、突き手状に角度のついたものや両手持ちのタイプも2種あり。
BGMは「ゼロの伝説」で決まり。 曲名に反してエピオン専用BGMという印象が強かったですね。まぁエピオンもゼロシステム積んでるけどｗ
前腕のロール軸のおかげでソードが干渉せずポージングさせることができます。
「戦うもの、すべてが敵だァーーーーッ！！！！」
ヒイロってゼロシステムに翻弄されるとよく吐き気を催しますよね。
「確かにトレーズなら、私にエピオンを託しただろうがな。」
その後ゼクスへとヒイロによって強引に手渡されます。
「必要ないのだ！宇宙にとって、貴様たちは！！」
必殺バルジ斬り。
せっかくなのでサンライズパースみたいなのを。
MA形態への変形も再現されています。手首を外すだけであとは完全変形。リアスカートもきちんと展開できます。
こちらがMA形態。
ですがこのままだとちょっと不恰好なので･･･
形状重視の差し替え用パーツに変更。 胸パーツを交換することでスタンドにも対応。
というわけで改めてMA形態。 双頭龍をイメージした形状だそうですが･･･
その強引すぎるギミックにそこまでして変形させたいか！と突っ込みを入れたくなりますがすでにハンブラビ(Zガンダムに登場）で通ってる道なのがなんとも。
これまた上空を通過しただけで敵が裂けます。
ウイングゼロ と比較。
かなり大きめに造形されているのがわかります。
完全版OPっぽく。 ｿｰﾌｧｰﾗｰｳｪｰ♪
「ウイングゼロか。戦闘レベル、ターゲット確認。排除開始！」
サンクキングダム戦。
「ヒイロ！戦況を確認する、貴様は敵かッ！？」
「･･･ゼロに聞け！」
「遅い、遅いぞエピオン！奴の反応速度を超えろ！！」
この戦闘の後、両者機体を乗り換えます。
「未来は見えているハズだっ！ ゼクスッ！！！」
最終話より。
「ヒイロ！また会おう！！」
１年後にホントにまた会います(笑)
以上、エピオンでした！
造形よし、ギミックよし、付属品よしとかなりプレイバリューの高い内容。かつて1/144のプラモデルを組んだことのある方ならば感動さえするのではないでしょうか。ただでさえ立体化する機会が珍しいですからねｗ
迫力あるビームソードパーツや羽根の展開ギミックなどは本当によく出来ています。それゆえに評判はROBOT魂シリーズの中でも傑作と呼び声が高いです。
ゼロの時にも言いましたが本商品もこれからROBOT魂シリーズを買ってみたいという方にオススメできる商品です。
それを機会にぜひゼロｖｓエピオンを再現してみてはいかがでしょうか。