色を塗ってなくてもいいからな!
特撮リボルテック アイアンマンマーク7レビュー
昨年夏に公開しアメコミヒーローが共演、さらに「日本よ、これが映画だ。」のコピーと共に話題になった映画「アベンジャーズ」にてトニー・スタークが新たにお披露目した新型アイアンマン、マーク7が特撮リボルテックとなって登場。
劇中では中盤ダメージを受けガタがきてしまったマーク6 のスーツに代わって「プランB」で登場。
普段はカプセル状の飛行ユニットになっており、トニーのブレスレットを認識することで体に装着されます。マーク5の技術の応用でしょうかね。(余談ですがこのブレスレットは日本の健康器具メーカーの商品なんだそうです。)
アベンジャーズは劇場で3回、ブルーレイで見た数はもう覚えてないほど何度も見るくらい好きになってしまいました。実質アイアンマン2.5って感じでしたけどねw
パッケージはマーク5 同様の簡易タイプです。
もちろん完全新規造形。
今までのリボルテックアイアンマンはすべて「榎木ともひで」氏による原型でしたが、今回は変わって「渡辺結樹」氏による造形となっています。
設定でもマーク6に比べマッシブなプロポーションとなっていますがこのリボルテックの造形は劇中とはやや違う印象。ゴツすぎなのか?
クリアーレッドによるメタリックな質感がとてもかっこいいです。今までに比べて深みのある色といったところ。
脇のメカディテールなども細かく塗り分けられているのですが私の引いた個体は背中の金ラインが未塗装でした; 背中はさすがに選別してもわからんよなぁ(苦)
胸のアークリアクターも塗装で再現。マーク2などにあった発光ギミック はオミット。ちなみにリアクターの形が○に戻ったのはアベンジャースの監督を務めた「ジョス・ウェドン(ウィードン)」氏の趣味なんだそうです。
※2/4追記
リアクター発光はマーク2などからLEDユニットを移植すれば可能だそうです。詳しくは原型師・渡辺結樹氏のHPで紹介されています。→こちら
ただし改造は自己責任ですのであしからず。 コスト上の関係でオミットされたそうです。今後リボアイアンマンが出るとしても搭載される可能性は低そうですね。今回のように移植可能な設計になってると良いのですが。
前腕はロール可能。 腹部は反り過ぎると正面から見た時内部のジョイントが丸見えになってしまいます。
脚の可動がキツイ。あまり上げることができません。それとせっかくマーク5で追加されたつま先可動がまたなくなっています。足首のカバーは前後ともに可動します。
スタンドが付属しますがマーク5同様、支柱なしの台座のみとなります。
今回ついにリボルテックアイアンマンとしては初めての背部エアーフラップの展開が再現されています。
リボジョイントではなく軸可動式。内部のディテールも作られています。
専用手首を使ってリパルサーエフェクトを取り付け可能。エフェクトは大小の2種。
私はてっきりこのエフェクトがそれぞれ2つずつ付属するもんだと思ってたんですが大小ひとつずつの付属でした^^;
しかしリパルサー攻撃時はもっとグワっと手を開いてる印象のが強いんですけどね。指を揃えてるのは飛行時くらいしか。
マーク2や3に付属したトニー・スタークヘッドを取り付け可能です。
カチャカチャカチャカチャ・・・キュイーーン!
社長ヘッドを使えば劇中での装着シーンを再現できます。 ちなみにこのシーンのCGは日本人スタッフが担当したようで、「全身のパーツが装着されていき、最後に頭部が装着され目が光る」というような、日本のロボアニメなどでもお馴染みの熱い演出が洋画でも存分に発揮されていました。
「もう一人、お前が怒らせた奴がいる。”フィル”という男だ。」
とりあえずロキに一発。
モモがあまり上がらないのでお馴染みの着地ポーズはちょっと厳しい。
「これか?軍隊って。」
ロキ率いるチタウリの大軍と戦闘。「無双」シリーズでゲーム化できそうw
マーク7スーツ最大の特徴は両手のリパルサーを使わなくても飛行できるようになったこと。
これによりキューピーちゃんみたいなポーズをしなくても飛べるほか、飛行中のリパルサー攻撃が可能になったのです。
「敵の装甲を破る前に、こちらのパワーが尽きそうです。」
「ああ~; 彼の真似はおすすめできません;」
この時妙に人間くさいしゃべり方をするジャーヴィスがかわいかったw
「ミサイルが来る、あと2分もない・・・捨てるにはいい穴だ。」
いや、それっぽいサイズのがなかったんで、つい・・・
「トニー様、ミス・ポッツにおつなぎしますか?」「そうだな・・・」
ジャーヴィス紳士すぎる。
終わったらみんなでシャワルマ。
我が家のアイアンマンスーツ大集合。この他にマーク3、4も商品化(マーク4は誌上限定商品)されているので、あとはマーク1さえリボルテック化すればアベンジャーズ時点でのナンバリングが揃ってしまうんですね。
何度目だアイアンマン(笑)
マーク7はわりと大柄に造形されているのがわかります。
手首ごともってくればマーク6のリパルサーエフェクトを装着可能。
足裏にはゆるくて装着できないようでした。
ウォーマシン とご一緒に。
残念ながらアベンジャーズでは共演できませんでしたね。確か舞台となった州が違うからとか? 今年公開される「アイアンマン3」で無事共演が果たせると良いですね。
以上、アイアンマンマーク7でした!
プロポーションがやや気になるもののメタリック塗装による質感やついに実装されたエアーフラップのギミックは見事。
・・・なんですが今までの商品に比べ違いがそれくらいしかないというのはちょいと地味かなぁと感じました。エアーフラップが再現されてるわりには飛行展示用のスタンドが付属しなかったり、エフェクトがひとつずつしかないこともそうなんですが、今までともっと明確な違いが欲しかったです。
何が言いたいかっちゅーといい加減ミサイルハッチなどのウェポンラック展開状態を再現してくれてもいいんじゃないかと(笑) せっかく攻撃重視として設定されているアイアンマンスーツだけにそこがもったいなかった。
さて、今年「3」が公開されることもあってまたもや特撮リボルテックシリーズにアイアンマンのラインナップが増えそうな予感がしますがここへきてなんとあのメーカーが乱入。
そう、なんとバンダイ「S.H.フィギュアーツ」シリーズでもアイアンマンの展開が始まるのです! とうとうリボルテック、というかアメコミ商品潰しが始まった・・・
手始めに「アイアンマンマーク6 」と「ウォーマシン 」の発売が決定しており、昨日より各方面でも予約が開始されました。
さすがにアベンジャーズからではなかったようですが果たしてどのような出来なのか、興味があるのでとりあえずマーク6を予約(笑) でも現時点では馬面が目立つんだよなぁ・・・
フィギュアーツもそうですが特撮リボルテックではぜひキャプテンアメリカやソーなどの他のアベンジャーズメンバーの商品化もしてほしいところですね。