私の顔こそ引導代わり!!
聖闘士聖衣神話EX バルゴシャカレビュー
「聖闘士星矢」より、処女宮を守護する黄金聖闘士、乙女座バルゴのシャカです。
黄金聖闘士の中でも「もっとも神に近い男」と呼ばれる実力の持ち主であり、盲目ではないのに常に両目を閉じ、五感のうち視覚を自ら断つことでコスモを高めています。そしてその目が開いた時に奥義を放つ。
黄金十二宮編で星矢たちが処女宮に向かう際、レオアイオリアからは「絶対にシャカの目を開かせてはいけない」と言われていた。
ハーデス編では星矢たちの心強い味方となり、聖域に侵入した冥闘士(スペクター)のほとんどを一人で消滅させ、サガ・シュラ・カミュの黄金聖闘士3人とも対峙。
ちなみに中の人は今やグレーゾーンで有名な三ツ矢雄二氏。三ツ矢氏はグレーゾーンですがシャカはとてもかっこいい役どころですよ(笑)
金色の長髪、逆三角形状の肩アーマーなどが特徴的。
今回も当然ながら聖衣は完全新規造形で金属パーツよプラ製パーツを使用。
可動。
ムウなどと同じく後ろ髪が干渉するためあまり上を向かせることはできません。 肩アーマーは分割線ごとにパーツが分かれておりさらに一つずつ可動軸が仕込まれており、旧マイスやアペンでも不可能だった腕を上や前方に動かせることが可能になりました。この辺はさすがEX!と言いたくなるくらい見事なギミックですね。
胸は他の黄金聖闘士らと同じく引き出し式。
そして腰アーマーには多重構造のスイング&ボールジョイントが採用されています。
付属品。
手首の種類をはじめ、これまでに比べても内容が豊富なのがわかります。
表情集。
額のティカ(赤い点)もきちんと再現されています。クオリティは大分良いと思います。というか現状のマイスEXの中でもトップクラスの出来ではないかと思います。
ただ惜しいのが叫び顔で、前髪で眉毛が隠れるためにやや迫力に欠ける点でしょうか。目がもうちょっとつり気味になってればもっと違ってたかも。てか見事なまでに目が平行ですねw
髪パーツを変えることでマスクも装着できます。 もちろんマスク装着状態でも各表情に変えることができます。
それにしても武者頑駄無みたいなマスクだ・・・
前述の通り手首の種類もとても豊富で、シャカらしく印を組んでいるものだけでも数種付属しています。
肩アーマーは上記の可動タイプの他に非可動タイプも用意されており、どちらも金属製となっています。
写真上が可動タイプ、下が非可動タイプです。
もちろんマントも付属。
可動タイプの肩アーマーの時のみ装着できるようです。
フル装備。
さらにアニメでシャカが座禅を組む時に使っていた蓮華座を模した台座が付属。
台座下部には肩アーマーを取り付けておくことができます。 また、聖衣をオブジェ形態に組んでいる時は両タイプとも取り付けできます。
旧マイス版にも台座は付属していましたが、ご覧の通り本商品のものはかなり大型となっていてこのようにシャカをしっかりと乗せることができます。
「こ、これは・・・!まさしく千日戦争の形!!」
「聖闘士の餓鬼たちよ、君たちは少し行儀が悪いな!」
常に冷静沈着。TVアニメでは冷徹なイメージでしたね。もっとも敵に対しては、ですが。
「唯一神と違うのは弱者への慈悲を持ち合わせていないことだ!」
というより生粋のドS気質なのかもしれない(笑)
「六道輪廻!!」
黄金十二宮編では一輝と死闘を演じます。ちなみにこの技は相手の精神に攻撃し六道(りくどう)のうち餓鬼界、修羅界、地獄界、畜生界、人界、天界のうちもっとも相応しい場所へ落とすというもの。
シャカはこれに限らず、アイオリアのように拳を使って戦うというよりコスモを使用した特殊攻撃を得意とします。技のほとんどは何が起こったのかよくわからないものが多い(笑)
「天魔降伏!!」
こちらはコスモを増大させ、相手に浴びせるという技で、複数人に対しても同じ威力で効き目があるらしい。
「カーーーン!!」
身の回りに防護壁を敷き、相手の攻撃を防ぐだけでなく、自分のコスモを相手に探られないようにできるという便利な技。
さらにハーデス編で使用した数珠も付属。ちゃんと数えていませんがおそらく108つの珠でできているはず(汗)
2種付属し、動きが付いたタイプは一部数珠の色も変わっています。 妙にでっかく見えますがOVAを見返してみたら大体こんな感じだった(笑)
「見ろ!すでにこれだけ珠の色が変わってしまったぞ!!」
冥闘士を倒した数だけ数珠の色が変わっていくらしい。どんな仕組み・・・?w
「邪悪なる輩よ、迷わず死ね!天空覇邪・・・魑魅魍魎!!」
今度は相手に無数の魑魅魍魎(ちみもうりょう)の幻影をけしかけ、恐怖に陥れる技。冥闘士戦で使用。
更にこの時は「魑魅魍魎はお前たちにとって同類ではないか・・・何を恐れる必要がある?」というドS台詞付き(笑)
「天舞宝輪!!」
まず「てんぶほうりん」と読みます(笑) これが目を開いた時に放つシャカ最大の奥義。 攻防一体の戦陣でかけられた相手は攻めることも逃げることもできなくなる上、五感すべてを断たれてしまうという恐ろしい技。
こちらがオブジェ形態。
頬当てや展開した肩アーマーにはオブジェ専用パーツを使います。
個人的にバルゴの聖衣は装着状態とオブジェ形態とでほぼ形状に違いがなく、パーツの構成もそのままなのでシルエットの変化があまりないので面白みに欠けてしまいます;
「このシャカ、一命を賭け今こそお前たちを・・・討つ!!」
ハーデス十二宮編の山場ともいうべき3人の黄金聖闘士たちとの決戦。
処女宮奥にある沙羅双樹(さらそうじゅ)の園へ場所を移し、かつての黄金聖闘士3人を相手に一歩も退くことなく応戦。
「シャカよ・・・今、お前の望み通りくれてやるぞ!アテナ・エクスクラメーションを!」
「私がこの数珠を振るうまでに撃たなければ、お前たちの五感は確実に断たれるのだぞ。心して仕掛けてこい!!」
サガたちがアテナエクスクラメーションを最初に放ったのはシャカだったりします。(もっともシャカの方から撃ってこいと言ってきたのですがw)
「五感剥奪!!」
「沙羅双樹の花が、散ったか・・・」
良いシーンなのですがここまでやっといて死んだと見せかけて実はいち早く冥界に向かったというのだから星矢たちは泣き損のサガたちは恨まれ損である(笑)
対してガチ死にしたアルデバランのために泣いてくれたのはムウだけという・・・;
そしてアテナを冥界へと導き、二人仲良く迷子になります(爆) ハーデス十二宮編ではあれだけかっこよかったシャカが冥界編ではオーバーリアクションな実況役になってしまってちょっと残念;;
以上、EXシャカでした!
キャラクター性を表すための多彩な表情や手首、大型化した台座や数珠などの豊富なオプションに加え、旧マイスでは考えられなかった肩アーマーの可動により大胆な腕の可動が可能になったのはさすがEXというところ。
とくに天舞宝輪など、数珠を振り上げるポーズが可能になったのはとても嬉しいですね。
今回は顔の造形・仕上げもとても良くできており、何かしら難の多かったEXシリーズにようやく安定したものが出来上がったと思います。このクオリティが今後も続いてほしいものですね。
EXシリーズ黄金聖闘士の続報として、来年2月にピスケスのアフロディーテの発売が決定しました。カミュあたりだろうな~と思ってたのですが以外でしたね。