大空に向けて、

今日もジェット機は飛び立ちます。

 

向かい風に立ち向かいながら

その翼に上昇気流を起こして。

 

 

鳥たちもまた

自由に、力強く大空に舞いあがります。

 

強く羽ばたき、

向かい風を受けた、

その翼に力を宿して。

 

 

彼らは決して、

追い風に乗って舞い上がることはありません。

 

 

 

"Adversity makes the character."
(Lev Nikolayevich Tolstoy)

「逆境が人格を作る」
(トルストイ)

 

 

人もまた、

 

「人生の向かい風」

 

逆境を受けてこそ、

 

高く、強く、

舞い上がることが

できるのかもしれません。

 

 

松下幸之助、エジソン、スティーブ・ジョブズ・・・

 

多くの偉人たちが

私たちにそれを証明してくれています。

 

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帝政ロシアの小説家、思想家 トルストイ

 

 

代表作に

『戦争と平和』『アンナ・カレーニナ』『復活』などがあり、

 

フョードル・ドストエフスキー、

イワン・ツルゲーネフと並んで、


19世紀ロシア文学を代表する文豪です。

 

 

彼は作家であるとともに、

社会事業にも熱心で
自らの莫大な財産を用いて、
貧困層へのさまざまな援助を

行ったといわれています。

 

 

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人生における逆境、それは

 

凍てつくような風を正面から受けて、

目を開けているのもつらいような状態、

 

「なんで自分の人生はこんななんだろう・・・」

 

そう思えてきたとしても、

それは誰にとっても

当たり前のことなのかもしれません。

 

 

だけど、

 

逆境に立ち向かい、

逆境と戦い、

逆境に勝つのは、

 

 

"The person who determined to win against to win the war certainly firmly."

「戦いに勝つのは、

必ず勝とうと堅く決心した者だ」

 

 

そこで踏みとどまって

 

過去を悔やまず、

未来を恐れない。

 

あきらめないで、

逃げないで、

負けないで、

 

 

「必ず勝つ」

 

そう心に決めて、

 

 

"It’s only the moment I say present,
that the past and the future don’t exist and are here."


「過去も未来も存在せず、

あるのは現在という瞬間だけだ」

 

 

そう考えて、

 

自分の進みたい方向を決めて、

「今」

自分にできることを全力でやる。

 

向かい風に向かって

飛び込んでいくこと。

 

 

それができた者。

 

 

逆境に立ち向かった、

その時におきる上昇気流が

 

人の心の「翼」に力を与えて、

 

いつの間にか、

その人生を高く舞い上げてくれる。

 

 

そして

 

"The person who undergoes no ordeals can tell nothing to the person who undergoes an ordeal."

「何の試練も受けていない者は、

試練を受けている人に、

何も教えることはできない」

 

 

逆境という試練を乗り越えた者こそが、

 

人の苦しみを理解し、

 

人の先頭に立ち、

人を導いていくことができる者。

 

 

そういうものかもしれませんね。

 

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点と点がやがてつながる / スティーブ・ジョブズの世界

 

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【注記】

ロシア人のトルストイが残した言葉は、

ロシア語のはずですが、

 

それでも今回、日本語と共に

英語の表現を併記しているのは、

 

日本語よりは、

本人の語った言葉のニュアンスが

より近い形で反映されているのでは・・・

と考えた上のことです。