一度も失敗することなく、
逆境から立ち直った経験を一つも持たずに
大きな成功を収めた人物の話、
あなたは聞いたことがありますか?
人が求める成功や幸せは、
立ち上がり続け、それらをつかむために、
あきらめないで挑戦し続けた者
のもとにだけやってくる。
失敗が大きければ大きいほど、
のりこえた逆境がつらければつらいほど、
その後にやってきた、
栄光も喜びも大きいものになる。
それは私たちはみんなが
既に知っていることなのです。
そしてその事実は、今
「もう一度立ち上がろう」
と思っているあなたの希望をかなえる
大きな弾みになるでしょう。
そう、
"The night is long that never finds the day."
「明けない夜はない」
(ウィリアム・シェイクスピア / 「マクベス」より)
のです。
それでも、
その事実を見失ってしまいそうな時、
立ち上がる力が、
やり直す自信が、
その先に幸せがあるという確信が
持てないと思った時、
この人の人生と
この人の言葉を、
思い出すといいかもしれません。
あなたはこの人ほど、
何度も立ち上がり、
最善を尽くし続けてきた。
そう言えますか?
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"I've only had two rules :
Do all you can and do it the best you can.
It's the only way you ever get that feeling of accomplishing something."
「私には、たった2つのルールしかなかった。
できることは全てやれ、
そして最善をつくせ。
それが、何かを達成する感覚をつかむ唯一の方法だ」
(カーネル・サンダース)
KFCの創業者であり、
KFCを世界的企業までのしあげた
カーネル・サンダースの人生は、
このようなものでした。
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・1890年生まれ
父親はサンダースが6歳のときに亡くなり
10歳から農場に働きに出る。
学校は14歳で辞め、
農場の手伝いや市電の車掌として働く。
・1906年
年齢を詐称して陸軍に入隊。
軍隊における経歴は
一兵卒として終わっており、
大佐(カーネル)どころか尉官にすらなっていない。
・1907年
陸軍を除隊。
生きていくために、鉄道の機関車修理工、
ボイラー係、機関助手、保線区員、
保険外交員、フェリーボート、タイヤのセールスなど
40種に上る職を転々とする。
・1920年代終わりに、
ケンタッキー州ニコラスビルで
ガソリンスタンドを始める。
サービス精神旺盛な彼の店は大繁盛。
・1930年
大恐慌で売上が激減。
このガソリンスタンドを手放す。
(この時点で40歳)
・同じケンタッキー州の
コービンという町で、
再度ガソリンスタンドを始め、
このガソリンスタンドに隣接した物置で、
テーブル一つと椅子5席の
サンダース・カフェを始める。
このサンダース・カフェが
好評で有名になり、規模を拡大して、
24時間営業を始める。
ケンタッキー州への
「料理への貢献」により、
1935年、
「ケンタッキー・カーネル」
の名誉称号が贈られる。
(この時点で45歳)
サンダース・カフェは
1937年にはモーテルを併設した、
142席のレストランに成長。
・1939年
モーテル、店舗とも火災で全焼
(この時点で49歳)
・1941年、
147人収容のレストランを再建。
料理の味とともに、
品質・サービス・清潔にこだわり、
現在のファーストフードチェーンの
基本コンセプトを作り、
また、
オリジナルレシピで作るフライドチキンを
レストランの目玉商品に据える
(この時点で51歳)
・1955年
コービンの町はずれを通過する
高速道路が新しく開通し、
元々の国道沿いに立地していた、
サンダースのレストランは売り上げ激減。
60歳を過ぎていたため、
引退を考えるが受け取る年金が
月に105ドルと知り愕然とする。
・1956年
維持できなくなった店舗を売却。
負債を返済した後、
手元に残った財産はほとんどなし。
(この時点で66歳)
店舗は売却したため
「ケンタッキー・フライドチキン」
のレシピ販売に専念したビジネスを始める。
これが、ケンタッキー・フライドチキンの
フランチャイズ(FC)展開の始まりでした。
以後サンダースは、
FCビジネスの普及に努め、
・1960年
アメリカとカナダで400店舗、
1964年までに600店舗を超える
FC網を築き上げる。
(この時点で70歳)
・1980年
人生を終える(享年90歳)。
この時点でKFCは全世界48か国、6000店舗。
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"The thing I did is that everyone is able to do.
A point is one.
It’s whether you thought “I did.” sincerely.
A heart can never achieve that I don’t think."
「私がやったことなど誰にもできる事だ。
ポイントはただ一つ。
心から『やろう』と思ったかどうかである。
心が思わないことは、絶対に実現できない」
サンダース自身は、
「もしハイウェイ建設がなかったら、
私はケンタッキー・フライドチキンを
始めなかっただろう」
と語っていたそうです。
苦心して育てたビジネスが立ち行かなくなっても、
立ち直るたびに、どん底に叩き落とされても、
年齢が65歳をすぎていても、
決して絶望せず、
自分の手の中に残っていた
希望 (フライドチキンのレシピ)
と
知恵 (FCチェーンの構築)
を信じて、
人生を最後まで力強く生きぬいた、
カーネル・サンダース。
あなたの今の状況、
もしかしたらつらいのかもしれません。
立て直すことは簡単ではなく、
すぐにできることでもない、
そう思えているかもしれません。
それでも、
まずは心から
「やろう」
と決めて、
「それは可能である。
自分にはその力がある」
と信じて、
もう一度立ち上がって、
前に進みませんか?
あなたのやれること、
全部やってみませんか?
カーネルサンダースなら、
きっとあなたにこう言ってくれますよ。
「心から思ったことは、絶対に実現できるよ」
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