関東では秋晴れの気持ち良い日が続いていますが、念願の大雄山最乗寺へ行ってきました。
小田原から大雄山線で20分、さらにバスで10分ほど山を登ったところにあります。
私は小田原近辺の温暖でのんびりした雰囲気の山々が好きで、最乗寺も何年か前から気になっていました。
今年9月の箱根旅行の時に行きはぐったのですが、もともと紅葉の季節に訪れたいと思っていたので、ちょうど良かったです。
最乗寺は1394年に創建された関東の霊場で、天狗伝説のあるお寺でもあります🍁
天狗と言えば、京都の鞍馬天狗を思い出します。
山のお寺ということで、ちょっと鞍馬山を思い起こさせるような雰囲気がありました。
最乗寺のホームページを見ると、
「霊気満山に漲る」
とありましたが、その通り、うっそうとした杉林の参道はとてもすがすがしい空気で、気持ち良かったです。
コロナで遠出しにくいですが、足元にも素敵な場所は結構ありますね。
2時間ほどかけてゆっくり周りました。
本堂前広場の右手にある受付に御朱印帳を預けておくと、帰りに受け取ることができます。
スタンプラリーもありますし、天狗がデザインされたカッコいい御朱印帳も販売されています。
本堂前のもみじがきれいに紅葉していました。
結界門の辺りも、門の向こうに光の世界が広がり、爽やかな場所でした。
お寺のいろんな所に天狗像がありました。
お寺に奉納された世界一大きい高下駄がありました。
高下駄は天狗の履き物ですが、「下駄は左右一対そろって役割をなすところから、夫婦和合の信仰がうまれた」のだそうです。
このお寺は階段が多いのですが、最後に350段ほどの階段を上って、お寺の最も高いところにある奥の院へ。
途中で何度も休みながら階段を上り切りました
御守りは疫病退散の「赤絵守」を買いました。
江戸時代には赤い絵の具で描かれた版画の赤絵が疫病退散に効果があると思われていたそうです。
特に子供の魔除けには怪童丸(金太郎)の赤絵が効き目があるということで、足柄の金太郎が日本中に知れ渡るきっかけとなりました。
たまたまコロナ流行の時期にこのお寺を訪れることになり、不思議な縁を感じました。
おみやげには「大雄山 茶屋 天んぐ」のお饅頭を買いました。
茶色の方は「下駄まんじゅう」、緑の方はよもぎが入っていて、あんこにこだわりがあり、もちもちとした食感でおいしかったです。
他にもいろんな種類のお饅頭が売られていて、目移りしてしまいました。
新緑や花の咲く季節にも訪れてみたいお寺です✨