最近旅行ばっかりの話になってしまうのですが、石垣島から高速船で１０分ほどの竹富島で水牛車に乗った時の話です。水牛車に乗って赤瓦屋根の街並みを観光するサービスを利用しましたがその水牛車の順路に沿った家の敷地内に水牛車の会社に対する苦情や出て行けという看板を目にしました。私がその事に気が通いて口走るとすかさずそこの社員が説明してくれました。その社員の説明によると竹富島の人たちは酒と海しかなくて暇だから４年に１度のオリンピックの年に何かに対する反対運動をしている。今回はたまたまうちの会社に対する攻撃であと、１か月もすればなくなりますよとか、何にでも文句をいう３人ぐらいの人が騒いでいるだけだとか、竹富島はこの観光で成り立っているのに何を考えているんだ等々の話を聞かせてもらいました。初めはその社員がいう通りなのかなとも思いましたが、その水牛車の順路のほぼすべての家に看板があり、観光客にウソの説明をするなとか重大事故等を何回起こすんだとか糞尿の環境汚染や子供の通学路を守れとか等々の看板を見たり、私が乗っていた水牛がちょっと進路を誤り、水牛車が木の枝に突っ込んだのを目の当たりにした時に、たまにこの順路の家の敷地の石垣にぶつかる事があるという話を聞いて（その社員はそうなったときはみんなで直すプラグラムが増えますと笑い話にしていましたが）、先ほど聞いた説明はうそだなと確信しました。この社員の説明を聞いて鵜呑みにする人もいるし、観光できて楽しみだけなのでわざわざ本当の事を聞いてもしょうがないと思う人もいるし、そんなことどうでもええと全く関心がない人もいると思いますが、私はそんなウソの話よりも努力はしているのですが、たまに事故が起こったりして住民には非常に申し訳ないけど迷惑をかけているとか何回か事故を起こしたので安全対策に力を注いで、数年以上事故も起こっていないし住民に対して理解してもらう為にこの様な努力をしている等の話を聞かしてもらった方がすっきりした気持ちになれたと思います。それに反対の立場から考えたら自分の自宅の前に水牛車が３分おきぐらいに走ってきて糞尿をしたり、道路を独占していたり、事故を起こしたり、騒音があったり等々の事が毎日続くと誰だって腹が立ちます。もっと地元住民に対する配慮が必要なのではないでしょうか。うそと分かる説明は嘘と分かった時点で残念な気持ちになるので、観光客にシリアスではなくマイルドな形で真実を説明できるようになったら素晴らしいのになと思いました。