AKB48篠田麻里子はポスト和田アキ子か!?
3月4日(金)に放送された『週刊AKB』(テレビ東京)内の企画「ドッキリ女学園」で篠田麻里子(24)がマジ切れしたとして、2ちゃんねるなどで「あれは演技か否か」と議論になっている。
学校教室のセットに生徒役のAKB48メンバーが制服姿で座っていて、ドッキリに掛かり心拍数が上がると胸に装着したランプが点灯する仕組。1時間目のホームルームでは、生活指導教師役の三又又三が教壇机の天板を破って登場し、のっけからメンバー全員のランプが点灯。得意の金八先生のモノマネを披露するが、後ろを向くとスラックスが破れていてお尻が丸出しで、大爆笑するメンバー達。
そこに札付きのワル役の仁藤萌乃(18)と、その彼氏役の宮澤佐江(20)が乱入。「昔はいい子だったのに」と言う三又を宮澤と仁藤が続けざまにビンタ。メンバーの多くは笑ってそれを見ている。ところが仁藤が「私がこうなっちまったのは、コイツのせいなんだよ!」と言って、最前列に座る篠田麻里子(24)の机を思い切り叩くと、それまでの和やかな空気が一変。
さらに仁藤は「モデルもやってて格好いい先輩だなって思ってたけど、楽屋じゃ奥とか仲川みたいな子供引き連れて、年増のロリコンか。キモチ悪いんだよ」と篠田を責める。そこで奥真奈美(15)と仲川遥香(19)が篠田をかばおうと駆け寄るが、仁藤に「弁当くわれてぇのか?」と脅された奥は「クソババァ!」といって篠田の頭をスリッパで叩き逃走。続いて「IQバラすぞ?」と言われた仲川も「黙れ!」と叫び、同じくスリッパ攻撃をして逃げる。
「どう落とし前つけてくれんだよ、謝れ!」と詰め寄る仁藤。周囲からも「あーやまれ!」の大合唱。すると篠田が立ち上がり「何で謝んねぇといけねぇんだよ、おい!」と、仁藤の持っていた竹刀を奪って机に打ちつけながら恫喝。「何がおかしいんだ? あ?」といって続けざまにバシバシ机をいたぶる。不服そうに篠田をにらみ返す仁藤。竹刀を肩の後ろに回して真顔で迫る篠田は、まるでスケバンのようである。騒然とする他のメンバーたちの声ははっきりとは聴きとれないが、口の動きからすると「ヤバイ、篠田マジ切れしてない?」などと言っているっぽい。
メンバーの誰かに「先生、何とかして」と言われ、先生役のカンニング竹田が「まあまあ、落ち着いて。まあ座んなさい」と二人をなだめ、場を収める。スリッパを宙高く放り捨てた仁藤たちは、乱暴に音を立てて戸を開け教室の外に出て行った。その直後に何故か笑いだす篠田。そこで場面は篠田のインタビューに変わる。「逆ドッキリを仕掛けたつもりが、終わらせ方が分からなかった」というのだ。つまりマジ切れではなく演技だったわけである。
しかしネットでは「篠田にそんな演技力があるとは思えない」としてマジ切れ説を唱える者も少なくない。一方「全て台本通りに決まってるだろ。騙されてる奴らは純真すぎ」と呆れる者もいる。仁藤と篠田といえば、投票サイト『センタク みんなの投票所』の「AKB48で好きなメンバーは?」の途中結果で、昨年の総選挙では29位だったはずの仁藤が1位で、3位だった篠田が18位という逆転現象が起きていることも波紋を呼んでいる。投票は4月1日まで受付中とのことでまだどうなるか分からないが、何らかの裏がありそうではある。
二人の仲が険悪なのか本当のところは分からないが、台本に書かれていたとしても年長メンバーに対して「年増」や「ロリコン」や「クソババァ」なんて言ったら普通に怒って当然だろう。しかも顔といい声といい、和田アキ子さんに似ていることに気付いた。和田さんは70年代に『女番長』や『野良猫ロック』など多くの映画でスケバン役を演じていた。まさかAKBのアイドルが、泣く子も黙る芸能界のスケバンに似ているとは、それまで考えもしなかった。
でもあの切れぶりを見れば見るほど、和田さんに似て見える。そこでおそるおそる二人の名前を一緒に入れて検索してみたら「篠田麻里子は和田アキ子に似ている」との見解は結構あるようだ。髪型や鼻と口の形状が何となく近いのと、さらに身長172〜174cmの和田さん(公式には174cmだが、テレビ番組内で計測したところ172だったらしい)には及ばないものの168cmの長身で、なおかつドスのきいたタンカを切れるとなれば、ポスト和田アキ子は彼女をおいて他にいない気もしてくる。
和田さんは昨年末、追突事故による頚椎(けいつい)ねんざにも負けず『紅白歌合戦』に出場し、プロ根性を見せた。しかし謎の筋肉痛に悩まされていて、難病「シェーグレン症候群」の可能性があることを先日告白。全身性自己免疫疾患とも呼ばれる膠原病(こうげんびょう)の一種で、筋肉痛の他にもドライアイやドライマウスなど、様々な合併疾患を引き起こしやすくなる。8日から精密検査を受けているそうなので、検査結果が気になるところだ。
一方で篠田さんは、4月8日スタート予定のNHK新番組『麻里子さまのおりこうさま』で初の司会を務めることが発表されている。TBSのバラエティ番組『アッコにおまかせ』の司会を26年も続けてきた和田さんが引退するようなことはまだないと思うが、同局で16年続いた『関口宏の東京フレンドパークII』など長寿番組の終了が相次いでいる。場合によっては『アッコにおまかせ』が『マリコにおまかせ』に変わる時が、いつかは来るのかもしれない。(工藤伸一)