[2日 ロイター]
トランプ大統領は1日夜の演説で、イランとの戦争における「中核的な戦略目標」がほぼ達成されつつあるとの考えを示しつつも、戦争終結に向けた具体的な計画は示さず、「非常に迅速に」仕事をやり遂げると述べるにとどめた。また、「今後2─3週間に極めて激しい攻撃を行うつもりだ。彼らを本来あるべき石器時代に戻す」とも警告した。
2/28にイランとの協議中に突然イスラエルと合同での奇襲に出たこの男はまさしく予測不能。
宣戦布告もしないままの奇襲攻撃を加えながら「全面降伏」を求めるなど理解不能です。
何がしたいか全く分からないからです。
長く核開発に対する懸念を有し、協議の進展の無さに苛立ちを覚えていたにしてもやり方は最悪。
どんな形で終結するにせよ、アメリカが世界の中でのリーダーとしての地位を失ったのは間違いありません。
嫌われました。
いくら喧嘩が強くても正義がない暴力は決して他者から受け入れられるはありません。
面従腹背は不可避です。
「MAGA」をリバイバルで訴えたこの男は、何故遠い他国を大金使って夢中で攻撃するのか本当に分かりません。
攻撃から6日間で1.8兆円ものコストをかけ、補正予算を31.5兆円の要求を言われていた政権。
[ワシントン 5日 ロイター BREAKINGVIEWS]
米国はきわめて厳しい財政状況でこの紛争に突入した。議会予算局(CBO)によると、2025年の財政赤字の対国内総生産(GDP)比は5.8%に達し、過去50年平均の3.8%を大幅に上回った。CBOは連邦政府債務の対GDP比が25年の99%から36年には120%へと急激に上昇し、第二次世界大戦直後に記録した過去最高の106%を超えると見込んでいる。中東での紛争が長引けば米財政のもろさがさらに深刻化するだろう。
対イラン戦費に31.5兆円、米国防総省が超大型補正予算を議会に要求
世界のリーダーとしての振る舞いを国内財政が許さなくなって来ていたのはずっと前から言われてきていたこと。
戦後の秩序はとうの昔に事実として崩壊し、イメージの維持がそれぞれの当事者の財布を直撃しています。
どんどんそれぞれの国民のストレスを溜め込んできたのはいずこの国も。
トランプ関税の還付で26兆円、イランとの戦争で30兆円。
負担するのはアメリカ国民。
インフレが止まらず生活苦が国内に蔓延したまま秋の中間選挙に突入したらトランプの共和党は大敗必定。
彼特有の自作自演によって人々の耳目を集める手法にもそろそろみんなに飽きがきています。
[ワシントン 28日 ロイター]
米ジョンズ・ホプキンス大高等国際問題研究大学院(SAIS)のローラ・ブルーメンフェルド氏は「トランプ氏は矛盾したシグナルを発信している」とし、「トランプ氏は敵を混乱させるため、たった一人で『戦場の霧』のようにメッセージを発信する機械となっている」と揶揄した。
「戦場の霧」
まさしく、イランでの戦争はもとより、世界の状況認識を一番困難にしているのがこのトランプと言う男だと感じています。
ハルバースタムの名著、ベスト・アンド・ブライテストで、ケネディーが始めたベトナム戦争。
枯葉剤のダイオキシンを撒き散らし、当時最先端の兵器を駆使した戦争も敗北。
ベストだったのは「ベトコン」との総括が思い出されます。




