送る言葉 贈る言葉  ~卒団する選手へ~ | meet the Football on 401

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セレゾンと私の足跡

卒団おめでとう。

 

昨年4月に君たちを担当することになった。

 

直前までU-11のサポートをする予定だったんだ。

 

最終、いつものU-12に収まった。

 

春に浜寺公園で担当コーチとして挨拶したことを覚えている。

 

「選手がプライドを持てるチームにしたい」

 

僅かな時間の関りとなってしまった...

 

しかしその中で、私は君たちに自信を持ち、プライドを感じた。

 

数年、U-12の担当コーチをしてきた。

 

君たちには、熱い気持ちを持続でき、伝えたことを表現できる対応力があった。

 

何よりも、自分のプレーに責任を持つことが出来てたんじゃないかな。

 

熱いゲームが多かったよな。

 

そんなゲームをする時は、みんないい顔してんだよ。

 

たくさんいいプレーを見せてくれた。

 

出来るんだよ。

 

やらないだけで、やってなかっただけで、本気になってやれば、出来るんだよ。

 

忘れないでほしい。

 

 

いつも、この時期になると想う。

 

君たちには輝ける場所で頑張ってほしいと。

 

サッカーでもいいし、サッカーじゃなくてもいい。

 

なんだっていい。

 

いい顔してれば、なんだっていい。

 

 

環境が変わり、新しい出会いがある。

 

少しずつ大人へ近づいていく。

 

学ぶこと。繋がること。その他諸々。

 

今までも、これからも、人としての幅を大きくする為に必要なこと。

 

 

川にかかっている橋を、今後の君たちの進むべき道と例えるなら、

 

その橋は広く大きなものがいい。

 

幅が狭い橋だったら、下に落ちてしまうから。

 

学ぶこと。出会うこと。つながること。仲間。先生。行動。言葉。

 

君に関わる全てに、前向きに向き合うことができれば、橋の幅がどんどん大きなものになるだろう。

 

ふらふら歩くこともあるだろう。

 

立ち止まることもあるだろう。

 

走る事もあるだろう。

 

どんな歩み方をしても、下に落ちない大きな幅の橋がいい。

 

下に落ちそうになった時に、落ちないように押し返してくれる仲間。

 

橋の真ん中を歩くようにとアドバイスをくれる大人。

 

一緒に手をつないで歩いてくれる人がいてもいいな。

 

知識が、下に落ちないように助けてくれることもあるだろう。

 

 

セレゾンで出来た仲間。

 

セレゾンで感じた熱い気持ち。

 

フットボールに出会えたこと。

 

それらが、橋の幅を広げてくれている。

 

君の大事な財産だよ。

 

 

君に関われたこと。

 

君とフットボールが出来たこと。

 

これは、私にとって大事な財産になった。

 

君たちに関わっている時間は、僅かだったけど、とても濃い時間だった。

 

成長し、たくましくなっていく様は、目を見張るものがあった。

 

何より、楽しくてワクワクしたり、ゾクゾク出来る時間だった。

 

ほんとうに、ありがとう!!

 

いつでもいい。

 

また、一緒にボールを蹴ろうよ。

 

 

                                       黒葛原