卒団おめでとう。
昨年4月に君たちを担当することになった。
直前までU-11のサポートをする予定だったんだ。
最終、いつものU-12に収まった。
春に浜寺公園で担当コーチとして挨拶したことを覚えている。
「選手がプライドを持てるチームにしたい」
僅かな時間の関りとなってしまった...
しかしその中で、私は君たちに自信を持ち、プライドを感じた。
数年、U-12の担当コーチをしてきた。
君たちには、熱い気持ちを持続でき、伝えたことを表現できる対応力があった。
何よりも、自分のプレーに責任を持つことが出来てたんじゃないかな。
熱いゲームが多かったよな。
そんなゲームをする時は、みんないい顔してんだよ。
たくさんいいプレーを見せてくれた。
出来るんだよ。
やらないだけで、やってなかっただけで、本気になってやれば、出来るんだよ。
忘れないでほしい。
いつも、この時期になると想う。
君たちには輝ける場所で頑張ってほしいと。
サッカーでもいいし、サッカーじゃなくてもいい。
なんだっていい。
いい顔してれば、なんだっていい。
環境が変わり、新しい出会いがある。
少しずつ大人へ近づいていく。
学ぶこと。繋がること。その他諸々。
今までも、これからも、人としての幅を大きくする為に必要なこと。
川にかかっている橋を、今後の君たちの進むべき道と例えるなら、
その橋は広く大きなものがいい。
幅が狭い橋だったら、下に落ちてしまうから。
学ぶこと。出会うこと。つながること。仲間。先生。行動。言葉。
君に関わる全てに、前向きに向き合うことができれば、橋の幅がどんどん大きなものになるだろう。
ふらふら歩くこともあるだろう。
立ち止まることもあるだろう。
走る事もあるだろう。
どんな歩み方をしても、下に落ちない大きな幅の橋がいい。
下に落ちそうになった時に、落ちないように押し返してくれる仲間。
橋の真ん中を歩くようにとアドバイスをくれる大人。
一緒に手をつないで歩いてくれる人がいてもいいな。
知識が、下に落ちないように助けてくれることもあるだろう。
セレゾンで出来た仲間。
セレゾンで感じた熱い気持ち。
フットボールに出会えたこと。
それらが、橋の幅を広げてくれている。
君の大事な財産だよ。
君に関われたこと。
君とフットボールが出来たこと。
これは、私にとって大事な財産になった。
君たちに関わっている時間は、僅かだったけど、とても濃い時間だった。
成長し、たくましくなっていく様は、目を見張るものがあった。
何より、楽しくてワクワクしたり、ゾクゾク出来る時間だった。
ほんとうに、ありがとう!!
いつでもいい。
また、一緒にボールを蹴ろうよ。
黒葛原