Part3は、2人(主に男女、たまに男同士・女同士)の会話を聞いて、その内容についての質問に答える会話問題です。1つの会話について3問の質問が読み上げられます。会話は、問題用紙に印刷されておりませんが、質問と選択肢は問題用紙に印刷されています。

 TOEICの攻略本には「会話が流れる前に問題用紙に印刷されている質問と選択肢に目を通して、何に注目して会話を聞けばいいか当たりをつけておくことが正解への近道!」ということが書いてありますが、私のように300点台の人は、あまり無理をしない方が良いかもしれません。

 先に質問や選択肢に目を通しても、何を聞かれているか理解できなければ、何に注目して会話を聞けばいいか当たりがつけられませんし、余計なことをしていると、会話が流れ始めていることに気が付かないで、最も重要な会話を聞き逃してしまうという失敗に繋がります。

 実際に、今回のIPテストでは、会話が始まっているにも関わらず、質問と選択肢を読んでいた…という失敗を何度かしてしまいました…まあ、この辺は、実力以上の正解を得たい。という欲がなせることであり、会話文をちゃんと理解できるようになれば、集中できるようになるはずです。

 また、3問の質問に答えられるほど、会話文を正確に記憶する。というのは、おそらく日本語であっても結構難しいことなのではないかと推察します。ある意味、Part3と、Part4は、最も実践的な英語力と、理解力を試されるPartなのではないかと思います。

 Pert2は、ほかのパートと異なり、問題用紙には何も印刷されていないので、耳だけが頼りです。『新TOEIC TEST 入門特急 とれる600点』によると「特に問いかけの最初の1・2語(When,Where,What,Why,Who,How long等)を聞き取れるか否かが勝負の分かれ目」とのことなので、目を閉じて音声に集中します!

 When,Where,What,Why,Who,How long等で始まる問いかけや、Would youなどで始まる問いかけは、Yes/Noで答えることは基本的には無い!そうなので、このような点も意識して選択肢を聞きましょう!

 また、Part2は、3択なので、理屈の上では「でたらめ?」に回答したとしても3割程度の正解が期待できるはず?だからかどうか知りませんが、「最もワナが多い」そうです。つまり、私の様に、ちゃんとリスニングできていない人が、ついついマークしてしまいたくなる回答は間違いである可能性も考えられるということです。

 更に、Part2は、全パートの中でもっともペースが速く感じられるそうです。前述のように問題用紙には何も印刷されておりませんので、選択肢を聞き終えた後で即断即決できないと、私のようなレベルでは、反芻することができませんから、ここでも「エイッ!」っとカン!の出番です。まあ、これでは、2011年に受験した時から何の進歩もしていないことになりますが…

 Part1 写真描写問題は、写真を観ながら4つの選択肢を聞いて、写真の内容を正しく説明している答えを1つ選ぶ問題で、10問出題されます。問題用紙に掲載されているのは写真のみで、選択肢の英文は掲載されていません。流れてくる英文をしっかり聞き取って答えましょう。

 最初の1,2問は、簡単で、間違いようのない問題だったのですが、3問目から怪しくなりました(笑)。中には、選択肢の中に正しく説明していると思われる答えがなく、止む無く(いきなり)カン!の出番です!

 TOEICでは、Part1からPart4までがリスニング(約45分)なのですが、当然のことながらリスニングの力がなければ、正解を選ぶことができません。私のように、300点台の受験者は、Part1で一つでも多く正解を選ぶことが大切なので、問題用紙の開封が許されたら、音声が流れる前に全ての写真をよく見て、そのシチュエーションを頭に焼き付けておくことが重要です。

 最も多く出題される「人が一人の写真」で注目すべき点は、その人物の動作です。写真の人物が行っていない動作を示す動詞や、写真に写っていない名詞が聞こえたら確実に不正解です。3人以上の人が写っているタイプの写真では、全員が行っている動作に注目してください。しっかり「動詞」を聞き取るのがポイントです。

 私のように300点台の人は、『新TOEIC TEST 入門特急 とれる600点』で勉強しましょう!

 去る2015年11月16日、TOEICのテストを受験しました。TOEICのテストと言っても、通常のテストではなくて、TOEIC®の団体特別受験制度(IP)テストです。IPテストは、個人単位での受験ではなく、企業、団体、学校単位にてTOEICの各テストを受験できる制度です。私が勤務する企業では、40歳以下の正社員全員が、1年に1回、IPテストを受けなければならないのですが、今年は、40歳以上を含む正社員全員が受験しなければならなかったのです。

 2011年に初めて受験して以来4年ぶりでしたので、すっかり要領を忘れていました。TOEICの回答は、マークシート式なのですが、実は、受験番号や氏名、それに続くアンケートのような内容もすべてマークシート式なのです。受験番号はそれぞれの桁を10の数字の一つを塗りつぶすことで表します。氏名は、アルファベット式で、先ず子音、次に母音の順でマークシートを塗りつぶします。いずれも塗りつぶす欄の上に、数字またはアルファベットを記入する欄があります。

 今回、私は、無意識のうちに、それなりに入れ込んでいたようで、この数字またはアルファベットの欄に気が付かず、いきなりマークシートを塗りつぶしてしまい、姓と名の間を一文字開けるのを忘れてしまいました。この失敗に気が付いたのは、もうすぐ音声が流れようとする直前でしたので、緊張が高まる中、いきなり消しゴムの出番になってしまいました。しかも塗りつぶしやすいようにと準備していた2Bの鉛筆の濃く、それがいまいましく感じられました。

 皆さんは、慌てないで、記入してくださいね。

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 習得したとは言えませんが、最後まで読んだ「読んだ本に追加」しました。『外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術』に書かれているように、蛍光ペンや赤ペンを駆使して、線を引きました。つぶやきにも書きましたけど、この本の魅力は準動詞の説明だと思います。

 その延長で、関係代名詞も「形容詞節だったのか」と上から見ることができるようになりました。内容に真新しいことはないけれども、ちょっとした工夫で普通の参考書よりも理解を深めることができました。英語を学びなおさなければならない私のようなオジサンにオススメします。


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●成人した大人が外国語を覚えるには、
 ある程度の文法の知識がどうしても必要である。
●時間がかかるといっても、数ヶ月で違いは出てきます。
 数年で夢にも見なかった場所に行くことができます。
 言語自体は魔法です。時間も距離も越え、
 今、少しだけ手を伸ばして触れてみてください。
 きっと、人生が変わります。

 3年前に読んだ時は、印象に残らなかったこの言葉が
 勇気をくれる。何が起こるのかは分からないですけれども、
 数ヶ月後に違いが表れて、数年後には夢を見られるように、
 頑張りたいと思います。

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 「成人した大人が外国語を憶えるには、ある程度の文法の知識が必要であることを、その時思い知らされました。そして、同時に文法だけを学んでも意味がないことも分かりました。文法は必要なものですが、実践しない文法などまるで無意味だということです。」

 著者の言葉から、英語が苦手な私が勝手に解釈したのは、以下のような概念なのだが、英語の習得とは、海峡を渡るためのトンネルの建造のようなものなのではないだろうか、というものである。文法と実践、両方の湖岸から同時に掘り進め、トンネルがつながった者だけが、英語を習得したと言えるのではないだろうか。最初は細くてもいいから何とか開通させたい。

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 2011年にTOEICを受けさせられた時は、ひたすら英文を聴くだけの準備で臨んだのですけれども、自爆しました…。今年(2015年)は、少し、文法を勉強することにしたので再読しました。
 
 初めて読んだ時は、何を伝えたいのか分からなかったのですけれども、再読したら、S+V+Oの文型を、A→Bと表現することで、分かりやすく伝えたかったのだということが分かりましたヾ(-- 

 とても真面目な本なんだと思うのですけれども、あえて異なる表現にすることによって、より詳しい参考書との互換性が失われてしまっているのが惜しまれます。


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 私が勤務している会社で、全社員を対象にTOEICの試験が実施されることが告知されたのは、2月でした。前回330点という地を這うような点数をGetしてしまった私としては、何としても(もう少しましな)点数を取りたいと、自分を戒めるために(恥をしのんで)このBlogをタイトルを『TOEIC 330点からの浮上!』に変え、勉強を始めたわけですが、直ぐに挫折してしまいました。

 しかし、試験が実施されるという事実を心の底に沈めて数カ月が経過したある日、ついに試験の候補日が決まってしまったのです。その日から更に2週間が経過し、私が選択した試験日まで遂に後3週間になってしまいました。わらにもすがりたい気持ちになった私が次に読みだしたのが、この本です。

 前回の試験では、「あなたは全く文法を理解していません(だったかな?)」という不名誉な講評を頂戴してしまったので、初心者用から研究者向けまで数々の参考書を手に入れ(多くの参考書を買ってしまうというのは、英語が出来ない人の特徴のようです)勉強を始めたわけですが、どれも中々「理解できた」という実感が得られないものでした。

 しかし、この本を読むと、今まで部品として存在していた単語が文として繋がるように、今までで一番「理解できた」という感じがします。『中学・高校英語をやり直す』だけに終わってしまうかもしれないけど、それでも良いかも?


  
■英語を英語のままで理解できない・・・
 英語をいったん日本語に訳してから理解しようとするので、
スラスラ英語が理解できないのです。
 いえいえ、そんなことありません。日本語に訳すことすら
できないのです・・・だって、構造がわからないのですから。

 ある先生は「文法を学ぶのが英語をマスターする近道」と
言いますし、またある先生は「英語のまま理解することが
できるようになることが近道」だと言います。いったい
どちらが本当なのでしょうか?おそらくどちらも本当で、
どちらも簡単ではないということなのでしょうね。

 だとすると、ある時は文法を学び、またある時は、
英文のまま理解できるようになるために、ひたすら音読!
ある時、二つの努力が統合されることを信じて、
併用するのが良いかもしれませんね。