一昨日は旦那と私の結婚記念日でした。

私達は旦那が生きている頃から結婚記念日だからどこかへ食事に行くとか、そんな素敵な夫婦などではなかったので毎年特に何もしていませんでした。

でも特別な日だと認識はしていました。

いつもはトルコ桔梗と菊を中心に飾っている仏前の供花も少し華やかに濃いピンクの芍薬と、まるで紅白饅頭のようなピンクの薔薇を飾り結婚記念日を偲びました。


旦那が亡くなってからの日常は朝起きたら真っ先にお線香を上げ、お初のお茶とお水を供えることから始まります。

お茶はウォーターサーバーからお湯を入れるのでお湯を沸かすということはありません。

お水もウォーターサーバーから冷たいお水とお湯を半々にして白湯にしています。

そしていくつか飾っているお花の花瓶のお水を変えます。

生花を長持ちさせるクリザールというのを使うようになってからお花がずいぶん長持ちするようになりました。

一連の作業に毎朝15分から20分ほどかかっています。

仕事をしているとわりと大変ですが、このルーティンがあるから1人だからといってだらしなくならないのかなとも思います。

チェストに旦那の遺骨を見えるように置いていますが話しかけるのはもっぱら遺影に向かってです。

旦那の骨があるとわかっていてもやっぱり写真の顔の方に私は愛着を感じます。

姿形てやっぱり重要なのかなと思ったりもします。


旦那がいなくて悲しい、旦那がいないのが寂しいというのはありますが、1人だから寂しいというのは正直ありません。

むしろ時間は自由に使えます。

仕事はフルタイムでかなり忙しいのと、旦那の生前からやっているライフワークとも言えることを続けているので寂しさを感じる暇がないというのもあるのかもしれません。

それにこの1年は新盆、一周忌、相続手続きととても慌ただしく過ぎました。


旦那の癌がわかってからスポーツジムに通うのと、隔週でやっていた習い事はやめていました。

丸2年スポーツジムに行かないでいたらかなり体型も変わってしまいました。

1人暮らしだと病気が怖いので健康のためにも今年からスポーツジムは再開しました。

筋力があるのとないのとでは老後も違うかなあと思います。


1人暮らしは転倒が怖いので高いところの何かをするというのはやめました。

換気扇の掃除などもお掃除の代行に任せています。

出費は痛いですが転倒して骨折などするともっと高くつくのでいいかなと思います。

あとはお金をかけて人間ドックも行くことにしました。

これからは全ての責任は1人で負わないといけないのでできることはやっておかなくてはと思います。


あとは手つかずにしている自分のエンディングノートをどこかで時間取ってまとめたいと思っています。

とは言うものの私は長生きしそうで、どちらかというと長生きリスクの方が高いんだろうなとも思います。


旦那のお墓は七回忌の時に田舎にセカンドハウスの近くに建立して納骨するのが今のところの目標です。

それまで心おきなく遺骨をそばに置いておこうと思っています。

寂しいと感じないのはそのせいかなとも思ったり。

このまま魂は旦那との2人暮らしを続けたい。


一周忌を終えた今、子供もいない私はこんな風な日常を過ごしています。