先日旦那の一周忌を終えました。

ブログも旦那の最期までを書き終えたことで私としては一区切りついたような思いでいます。

私は何気ない日常を書くというタイプでもないので、これまでは時系列で癌治療を追ってきましたが、これからは引き続き癌治療、死別をテーマにピックアップしながら書いていきたいと思っています。


一周忌を前にそれまでにどうしてもカルテ開示の旦那の最後の日を読み終えておきたいと思っていました。

一周忌の準備でバタバタしていたのでギリギリ勢いで最後の数ページを読みました。

集中治療室から個室に移されたことで看護記録は前日より少なくなっていました。

集中治療室から個室に移すことや、特別面会を制限なしで解除することに関しては、病院内ではけっこう協議があったようです。

それでも最後に家族との時間を設けてくれる配慮を主治医が指示してくれたようです。

主治医は悪い人ではないけど、忙しすぎるのかきめ細かく診てくれない、治療が後手後手と不満はありましたが最初から最後まで診てくれました。

旦那が息を引き取った時も外科手術が入っていたようでしたが、終わってから霊安室に挨拶にきました。


一周忌法要前日夕方にミディアムシップの予約を入れました。

そこしか空きがありませんでしたが、祥月命日に間に合ってよかったと思いました。

ミディアムシップは原則複数人で受けてはいけないので家には私の姉や旦那のお姉さんがいましたが、私は別室で1人で受けました。

旦那の看護師のお姉さんは診療録と書かれたカルテ開示のファイルをすぐに見つけ読んでいました。


ミディアムシップは2回目なので詳しくは書きませんが、最初に言われたことは

「薬はいいかげん捨ててほしい」

でした。

旦那の闘病中の薬は旦那が頑張った記録として整理して残していました。

でも旦那は捨ててほしいと思っているようです。

そして

「そろそろ暖かくなってきたから植木を植え替えるように」

と言われました。

マンションのベランダに植木を育てていて、普段の手入れは私がしていましたが、植え替えは旦那がしていました。

旦那は最後にやり残したことの一つに植木の位置を変えてと言ったほど植木のことを気にしていました。

「お墓のことは任せる。お前の気の済むようにしろ」

とも言われました。

お墓は気の済むまで遺骨は家に置いて、ゆくゆくは旦那の実家の海のみえる場所に作りたいと思っていました。

そんな思いを後押ししてくれたと思いました。


旦那はあの世でこじんまりした海の見える家を建てたそうです。

私はセカンドハウスとして、田舎に家を買って東京と田舎の2拠点生活をしたいと思っていました。

ミディアムさんからそう言われてやっぱり家を買おうと決心することができました。


ミディアムシップは朧げに考えていたことの答えを教えてくれた気がします。

他にもいろいろ言ってもらいましたが、すべて心に留め、実行していきたいと思います。