昨日の夕方、旦那の看護師のお姉さんが上京してきた
16時頃面会予約してもらった
旦那からは私も一緒に病院に来てと言われていて2人で面会に行くつもりだったけど片づけや洗濯、それに仕事も終わってなかったので断念した
旦那は病院と話して毎日10時に面会できるようにしてもらったとのこと
私は会社にしばらく毎日午前中は休んで午後出社になると連絡した
今日は昨日来れなかったもう1人のお姉さんが新幹線で来るので朝看護師のお姉さんと駅で待ち合わせをした
朝食はターミナル駅のお店で食べることにした
看護師のお姉さんはここは便利だととても喜んでいた
予定より少し早めにもう1人のお姉さんが来て3人で病院に向かった
そのお姉さんは何年か前にご主人をやはり同じく癌で亡くしている
だからよくわかっているのだ
面会の予約をしているのに病院からご主人が今後の治療計画について話し合いたいと言っているから病院に来てくださいと電話があった
予約してるのにねと話しながら了解した
カルテ開示請求をしてわかったことだが、この時旦那は死を覚悟して涙ながらに私の顔をまだ見たいからモルヒネはまだ打たないでくれと訴えていた
だからその場で看護師が電話をしてきたのだ
気忙しく病院に駆けつけると元気だった昨日とは違って病人になった旦那がいた
一日でこんなにも変わるものなのか
私の姉から息子が今日旦那に会いに行くと連絡があった
私の甥っ子だ
12時に面会予約した
集中治療室で私とお姉さん2人の3人で旦那を取り囲んだ
旦那は私に仕事関係の人にショートメッセージを打つように頼んできた
旦那が口頭でメッセージ内容を伝えて私がそれをスマホに入力する
業務上必要な連絡を旦那に代わって送った
最後に懇意にしている若い男性にメッセージを書き、旦那は今後連絡取れなくなりますと言ったら泣き崩れた
私は旦那の手を取り泣いた
お姉さん2人も泣いた
旦那は嗚咽した
この時私は初めて旦那の余命がわずかだということを自覚した
ネットではいろいろ旦那の病状を調べたりした
検索には余命わずかや、数日、風前の灯などという文字がサムネでヒットしているのが見えた
私はそれを読まなかった
でもそうなんだとほんとはわかっていたのだ
でもどこかに希望を見出したかった