旦那の入院2日目

今日は仕事は早退して病院に足りないものを持っていこう

明け方5:30旦那に体調どう?夕方充電器とか持ってくけどとショートメッセージを送った

返信なかった

7:40返信ないと生きてるか心配だから返信ちょうだいとまたショートメッセージを送った

7:55旦那から電話があった

人工呼吸器と延命措置をどうするか主治医から聞かれたということだ

延命?するよ!と私は叫んだ

少し話したが旦那はお前とは話にならないと電話を切った

私から電話をしても出なかった


満天の星を見て旦那が死んでしまうと思ったあの日の夜のように泣いた

心の中で河村隆一のLOVEという曲が流れた

結婚式の思い出の曲


8:00上司に電話をして旦那のことがあるから今日は会社を休むと伝えた

急いでタクシーで病院に向かおうとしたがタクシーが通らない

近いのでバスの方が早いか?

いや、病院まで歩くよりタクシーの方が早い

手遅れにならないか心配しながらやっとタクシーを拾って病院に向かった


病院に着くと私が来ると思ってなかった旦那は一瞬嬉しそうな顔をした

いつもの元気な旦那だった

ホッとしてベッド横に座って旦那に、一時的にでも良くなったら一緒に田舎に帰ろう!と言った

旦那はニヒルに笑いを浮かべた

きっと、こいつ俺が助かるとでも思ってるのか?とでも言いたそうな顔だった