2023年秋頃からネットで叶井俊太郎さんの記事を見かけるようになった

漫画家倉田真由美の旦那さんだ

倉田真由美のダメンズウォーカーは昔よく読んでた

離婚したのは知ってたけど再婚されてたんだ

安定したサラリーマンと再婚したんだと思ってたら後になかなかのダメンズぶりだなあと思ったり(失礼)

その叶井俊太郎さんがすい臓がんステージ4で余命わずかとのことでインタビューや対談をしている記事だ

叶井俊太郎さんは癌の治療はせずに対症療法のみしているとのこと

旦那も癌がわかるまでは時折癌の治療はしないとよく言っていた

延命は嫌だと

旦那に通じるものもある

ヤフコメの医師らしき人の書き込みでは治療をすれば数年生きる可能性は十分にあると書かれていて、私も客観的には治療した方がいいんじゃないかなあと思いながら記事を見かけるたびに興味深く読んだ

叶井俊太郎さんも最初は癌研有明に行ったこともあったようだ

でもそこで見た患者の光景が皆帽子を被り、ゲエゲエ吐いている姿に自分は嫌だと思ったらしい

そこまでして治療してせいぜい数年もない延命なら受けても意味がないというようなことをインタビューで語っていた

それで治療しないでこれまで通りの日常生活を送っているらしい

叶井俊太郎さんなりの美学なんだろうなと思った

旦那もたとえわずかに延命しても仕事もできない、ただボーッとして過ごすのは嫌だと言っていた

仕事は生き様そのもの

その後叶井俊太郎さんは今年2月に亡くなった

私が知ってから4ヶ月ほどだ

豪快な方だったようだけど私はいろいろと勇気をもらったと思っている