義姉の葬儀は11/1お通夜、11/2告別式と決まった。

昨日仕事をしながら航空券の予約をしようとしたら満席で旦那と並びの席が取れない。

まだ腰の痛みが完全に取れてない旦那は満席が気になり並びの席も取れなさそうだったので私1人で旦那の名代で参列することになった。

腰椎への転移は病的骨折が一番心配でもし腰を骨折したらそれこそ寝たきりになる。

無理はしないで安全を取ることにした。

午前中は在宅で仕事をして空港まで旦那に車で送ってもらうことにしたが途中病院に寄ってセカンドオピニオンのための紹介状を申請した。

その時考えていたのががんセンター含め3つの病院だった。

でも受付で一つの病院の紹介状しか出せないと言われた。

この時もしがんセンターの分も紹介状を出してくれたらその後が変わったのかもしれないと思ったら今さらながら悔しい。

私達には時間は残されていなかったのに。


午後の便だったので飛行機の窓から富士山がきれいに見えた。

乗り継ぎをして現地に着いたのは夕方、すっかり日も暮れていた。

飛行機からも夕焼けがきれいに見えたけど着いてレンタカーで走る道から見える旦那と私の故郷は夕焼けに包まれてこのうえなく美しかった。

旦那とは癌になってからお墓の話を何度かした。

旦那は田舎にお墓を作ると私がお墓参りが大変になるのを心配していた。

だから今住んでいる近くにお墓を作った方がいいんじゃないかと話したりしていた。

でも今この懐かしく美しい景色を見て私達が帰る場所は間違いなくここだ、ここに永遠に眠ろう。

レンタカーを走らせながら景色を見てそう心に決めた。