旦那の退院が決まった。

幸いにも旦那は副作用らしい副作用はほとんどなく、白血球は大きく減ったものの他の検査結果は悪くなく予定通りの退院となった。

面会は一回しかできなかった。

放射線治療で腰の痛みがよくなってると思っていたのに病室に入るなり痛たたと言って寝返りをうっていてがっかりした。

そのうち効いてくれるか。

退院手続きまで時間かかるのでしばらく2人で病室で過ごした。

個室にしたので窓からは富士山がきれいに見えた。

後にこの同じ部屋で旦那が息を引き取ることになるなどこの時は思いもしなかった。

入院費用は差額ベッド代もあったので35万円だった。


入院している間に宇都宮のクリニックにはセカンドオピニオンの予約をした。

オンラインのセカンドオピニオンになる。

2日後の16日になった。

主治医にはまだ話していないので非公式だ。

ほんとはこのセカンドオピニオンを経て抗がん剤治療するか決めたかったが腰の痛みでそれは断念した。

抗がん剤をしなければ癌細胞はさらに増えて腰の痛みはますます増すことを思えばやらざるを得ない。

抗がん剤をしたら体力を奪われ生きる力そのものも奪われるかもしれないがそれはもう覚悟した。

キイトルーダ単体の治療が思うほど効果が出なかった以上仕方ない。


問題はセカンドオピニオンの結果を主治医にどう伝えるかだ。