昨日は私の家族とご飯を食べたりして過ごし、今日は少し離れた旦那の実家に早朝から向かった。
旦那の実家では看護師をしている旦那のお姉さんと合流した。
肺癌になった旦那にとって心強い味方だ。
私が癌の食事療法をしているのを知って、時々地元の野菜などをたくさん送ってきてくれていた。
私は旦那の検査結果などこまめにそのお姉さんに報告していた。
旦那のお母さんが介護が必要で、今は病院の看護師はやめて、スポットの看護師をして自由に動けるようにしているようだ。
オリンピック会場の看護などやはり看護師の需要は高いようだ。
実家に早めに着くと旦那と近くの海にレンタカーで向かった。
後に散骨をすることになった海だ。
海に向かうまでの道には蝶々がたくさん飛んでいた。
子供の頃蝶々が大好きだった私は何とかアゲハだ、あれは何とかチョウだと言うと旦那は私が蝶々に詳しいことに驚いていた。
誰でも蝶々の名前は知ってるもんだと思っていた私は旦那が蝶々の名前を知らないことにびっくりした。
何年ここに住んでたのよ?と旦那に言った。
私は嬉しくて飛んでいる蝶々の動画をたくさん撮った。
旦那も時々撮っていたが旦那は海の方が好きなようだ。
2人で海の写真もたくさん撮った。
いつもは怒りっぽい旦那もこの時は2人ケンカもせず楽しく過ごした。
家に帰ると旦那のお母さんと3人でお姉さんに写真を撮ってもらった。
旦那はいつの頃からか写真を撮られるのを嫌がるようになっていた。
でも珍しく一緒に写真を撮った。
私は旦那は絶対死なないと思っていたけど、旦那はもしかするともうこの時には自分の死を予感していたような気がしてならない。