痛み止めで腰の痛みも何とかなったので予定していた実家への帰省を決めた。

実家の旧盆に合わせての帰省だ。

でももう一つ目的があった。

旦那は兄弟が多くて何人かお姉さんがいるが、一番上のお姉さんが旦那と同じように肺癌で余命半年を切り入院している。

そのお姉さんのお見舞いも兼ねてだった。

おそらく生きているお姉さんに会うのは今回が最後になるんだろうと思っていた。


旦那のお姉さんは4年前に癌がわかりその時も余命半年と言われていた。

最初は地元の病院から転院してがんセンターに入院していた。

4年前もがんセンターにお見舞いに行った。

がんセンターでは車椅子に乗っていた。

ところが、1年後旦那の実家に帰ったらそのお姉さんが元気に歩いて挨拶してきた。

えっ、余命半年と言われた人が?と驚いた。


そんな実例を見てきていたので私は癌になっても大丈夫なんだぐらいに思ってた。

でもそれから2年ほどしてまた癌は進み脳にも転移して全脳照射をして入退院を繰り返していた。

最後となるであろう地元の病院でもうずっと入院しているとのことだった。


旦那はお見舞いをしぶっていた。

生きてる時に会わないと後悔するよと半ば強引に私がお見舞いの予約をした。

4泊5日の帰省で3日目にお見舞いを予定していた。

今振り返ると同じ肺癌の旦那にお姉さんの姿を見せたのはよかったのかわからない。