2023年1月6日に病院に行って7日に肺癌だろうと言われてから半年が経過した。

最初の頃はネットで情報を得ようと肺癌ステージ4で検索すると、ほとんどステージ4でも諦めないとか、ステージ4の癌が治ったとかの宣伝が多く、読み進めると高額な免疫治療だったり、アガリクスのサプリだったりした。

そんな中から自分が必要だと思える情報を取捨選択するのはなかなか難しい。

そんな中で食事療法は心に刺さった。


1月10日からは、ガンが消えていく最強のレシピという本をKindleで買って毎朝野菜と果物のジュースを作って、野菜中心の食事を実践した。

タンパク質は卵と大豆食品、鶏肉で摂った。

豆乳を卵焼きに入れたり、紅茶に豆乳入れたり、ヨーグルトは豆乳ヨーグルトを買ってはちみつをかけて毎朝食卓に出した。


典型的な朝のメニューは、

豆乳入り卵とトマトの炒め

焼魚か豆腐料理

野菜のおひたし

豆乳ヨーグルトのはちみつレモンがけ

野菜と果物のジュース


ほとんどの料理には塩分控えめの代わりにニンニクや生姜で香りづけしてけっこう美味しいレシピが多い

ニンニクは癌に効く最強の食べ物らしく多用した。


お昼も野菜と果物のジュースを飲ませたかったけど作りたてじゃないと意味がないと書いてあったので野菜のスープをお弁当で待たせた。


肺癌がわかってから3月末の年度末まで旦那はほとんど仕事を休めなかった。

朝は6時過ぎには家を出るので私も早く起きて時間との勝負

オーガニックのコーヒーをコーヒーミルで豆から挽いてサーモスのボトルに入れて毎朝待たせた。

私もフルタイムで働いているので大変だったけど、旦那は癌なのに朝早くから夜遅くまで働いているのに私が頑張らないわけにはいかない。

この頃はほとんど家ではキッチンに立っていた。


1月から月一回の出張鍼治療、漢方薬(途中から煎じる生薬)、3月14日から免疫チェックポイント阻害薬の3週間おきの点滴を続けてきた。

4月からは旦那の仕事も落ち着き、治療の効果も出て旦那の体調は良好そのもの。

旦那は癌で特にどこかが痛いとかは言わなかった。

我慢強いのでどこか痛かったかもしれないけどこの頃までは痛いという言葉を聞いたことはなかった。

食事療法をしてるせいか体重はかなり落ちたが少しカロリーが高いものもメニューに入れるようにしたら体重の減少は止まった。

ちょうど標準体重ぐらいで落ち着いた。


旦那は自分は運がいいのかなと言った。

私は、そうだよ、あんたは他の人とは違うんだよと返した。

神様がついてるからねとおだてた。


旦那のお姉さん2人は沖縄のシャーマンに会いに行って旦那のことを聞いてきたそうだ。

その方は旦那があの世に行くのはまだ早いと答えたらしい。

私は正直半信半疑だった。


でも6月末に撮ったCTでは癌は思ったほどには縮小してなかった。

判定はよくも悪くもなってない。

効果を出すにはやはり従来の殺細胞型の抗がん剤治療の併用を勧められた。