2023年5月30日に判明した癌細胞の擬憎悪。
腫瘍マーカーは半分ぐらいに下がってるのに癌細胞が大きくなっているのが不思議には思っていた。
以下は擬憎悪に関する引用です。
偽増悪(Pseudo progression)は、がん免疫療法の腫瘍縮小パターンの特徴のひとつです。偽増悪とは、がん免疫療法による治療開始後に腫瘍の増大や新しい病変の出現が確認された後、腫瘍が縮小する腫瘍縮小パターンであり、本来は治療効果があるのにかかわらず、画像上、一過性で腫瘍が増大または出現するのが特徴です。
このことは私達に大いに喜びをもたらした。
一つは免疫療法であるキイトルーダが効果があったことの証拠である。
一つはやはりできれば避けたい従来型の抗がん剤治療を受けなくてよくなったこと。
6月2日に改めてこのことの説明を聞きに旦那と2人で病院に行った。
主治医もやはりキイトルーダは効果ありとの判定だった。
予定していた抗がん剤の副作用コントロールのための1週間の入院は中止になった。
この日はイレギュラーな予約だったため診察までかなり待たされた。
待つのが嫌いで短気な旦那はイライラして待っていた。
診察が終わると旦那は診察後の書類は私が受け取ってと言ってさっさと病院の駐車場に向かった。
その後主治医が誰かを探していた。
もしかして旦那だろうかと思い、声をかけたらやっぱり旦那を探していた。
代わりに私が話を聞いた。
この時ふと旦那の行動は何かすれ違いを起こしたような気になった。
主治医はキイトルーダ単剤を続けてもいいけどやはりカルボプラチン、アブラキサンの抗がん剤2剤を追加した治療の方が効果があるという話だった。
私は旦那を呼ぼうかと思ったけど呼んだら短気な旦那はまた怒ると思い、後で話そうと思ってキイトルーダ単剤で続けると回答した。
擬憎悪の話を周りに話したら、みんな旦那は普通の人より免疫力が強いと思われていてさすがだと褒められた。
私と旦那も得意気に話した。
でも後から振り返るとこの時予定通り抗がん剤治療を開始していたらどうだっただろうと思う。