ファイザーやモデルナなど新型コロナワクチンを作る製薬会社は、5ヵ月~5歳未満の子供のためのワクチンに対する臨床試験を進めている、というニュースを見ました。

米国では5歳から11歳を対象にしたワクチン接種が8日から本格的に開始できるよう準備を進めていて、このワクチンが出ればすべての年齢層に対するワクチン接種が可能になるということです。目標にしている時期としては2022年初めころと予想されています。

子供は感染しても重症化しないという思い込みが多い新型コロナウイルスですが、子供の年齢に合わせたワクチンが打てるのであれば、今の時点でそれに越したことはないと思います。大人でも接種後にまれに副作用が出てしまうので、子供に摂取させる場合はより慎重になってしまいそうですよね。長期的な治験結果を見てから摂取させたいと思う気持ちは親ならだれでも持っていると思います。子供も安全にワクチンが打てコロナウイルスに対する予防ができる時期が早く来ることを願っています。

 

今回は、印刷方法の種類についてご紹介したいと思います。

幕を大きく分類して横断幕と一言にいっても、その素材によって印刷方法や使用期間など様々な事項が変化します。生地によって屋外が向いている生地、屋内が向いている生地もありますので今回は生地別の印刷方法、使用できる期間、特徴などをまとめてご紹介していきたいと思います。

 

■ダイレクト昇華プリント(ポンジ、トロピカル)

①ポリエステル系布に直接印刷

②布地の内部まで直接インクで染め抜く

③180度~200度の熱処理をして発色させる

布に直接印刷することが最大のポイントとなります。

印刷後に熱を加えることによって発色し、この工程で布の中に色が染み込みます。

布自体が染められているため洗濯をすることもできます。

主に薄い生地の印刷にこの方法が用いられます。

のぼり旗を製作する際に一番よく使用される、ポンジ生地やポンジよりは少し厚みのあるしっかりした生地でトロピカルという生地にも用いられる印刷方法です。

染料ならではの鮮やかな発色と他の生地に比べ値段が安いところが一番の魅力です。

ただ、生地の表面に染色を印刷しているので摩擦に弱く、風の強い場所で使用することによって生地が傷み使用期間が通常より短くなることもあります。

保管方法は、印刷面が中に来るように折り畳んで直射日光を避けた湿気の少ない場所で保管することをお勧めします。濡れた状態で保管してしまうと色移りしてしまうことがあるので注意が必要です。使用期間の目安としては環境にもよりますが、大体6か月以内となります。

 

■溶剤インクジェットプリント(ターポリン、クロス)

①メディアに印刷する

②表面にインクが定着する

③加熱・加圧によってインクを定着させは

顔料(溶剤に溶けない染料)を混ぜた溶剤をターポリンの表面に噴射して、溶剤でターポリンの表面を溶かしてインクを浸透させ定着させます。インクは酸素と合わさることにより固まります。

溶剤インクの一番の強みは耐候性が高いことです。

屋外使用での雨や風にも強く、長期間の使用が可能です。

インクが素材の中に浸透するので高発色の印刷をすることができます。

値段はというとほかの生地より少し高めですが、日差しの強い屋外で使用しても変色しにくく屋外に常設しても、長期間の使用が可能という利点を考えると長期の使用を考えている方には、とてもおすすめです。注意したいことは四方を固定せず設置するとインクが剥がれたり、

表面が割れたりすることがあるので注意が必要です。

保管方法は、畳んだ状態で長期保存をすると折った部分からインクが剥がれてしまうことがあるので、筒状に丸めて直射日光の当たらない湿気の少ない場所で保管することをお勧めします。

使用期間の目安としては環境にもよりますが、大体6か月~2年となります。

 

■水性インクジェット(トロマット)

①印刷する素材に水性顔料インクを乗せる

②素材に顔料が定着する

③水分が蒸発して乾燥する

④インクが定着して印刷完了

インクジェットプリントは、インクを噴出させて印刷する方法で、一般家庭のプリンターと基本的には同じ仕組みです。水性顔料インクの1番の特徴は、高解像度の印刷ができるという点です。このインクを使った印刷物は色むらが出にくく、くっきりした印刷ができるので写真や複雑なデザインのイラストなどの印刷に向いています。水性インクのため雨の影響を受けやすく、屋外での常設使用には向いていません。雨にぬれると色がにじんだりムラが出たりするため、屋内で行われる試合やイベントに使われることが多いです。

保管方法は、筒状に丸めて直射日光の当たらない湿気の少ない場所で保管することをお勧めします。使用期間の目安としては環境にもよりますが、大体6か月~1年(屋内使用)となります。

 

今回ご紹介したように使用する場所や期間によっても生地が変わり、生地によって印刷方法も様々なので横断幕やのぼりを制作する際には知っておくと便利な情報だと思います。

せっかくお金をかけて制作する物ですので、用途に適した生地や期間を考えしっかり選んでいきたいものです。次回は、店舗の前に設置する店頭幕についてご紹介したいと思います。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

弊社ホームページでも横断幕を制作できます。

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