前の記事でスペイン語について簡単に紹介したっちゃけど、
最後に書いたんが「実はスペイン語は一つじゃなかとよ。理由は次の記事で!」やったとよね。
ほんなこつ、スペイン語が一つじゃなかってどういうことやろう?って思わん?
スペインには地方の言葉まで含めると、全部で4つの言語があるとよ。
日本やったら関西弁とか博多弁とか「方言」って言うやろ?
でもスペインはそげんじゃなくて、方言やなくて完全に別の言語が4つもあるとよ。
で、普段うちらが「スペイン語」って呼びよる言葉は、正確には
「Castellano(カステジャーノ)」って呼ばれる言語たい。
このカステジャーノっていうのは、スペインの中のCastilla(カスティージャ)地方で使われよった言葉って意味っちゃんね。
この地方が昔から政治・経済・文化の中心やったけん、自然と他の地域でも使われるようになって、今では共通語みたいな存在になっとるとよ。
この中心の言語であるカステジャーノをEspañol(エスパニョール)、つまり「スペイン語」って呼びよるっちゃけど、
さっき言った他の3つの言語も、それぞれの地域ではちゃんと公用語として使われとると。
地図で見ると北の方に色が違う地域があるっちゃけど、
左からガリシア、真ん中がバスク、右がカタルーニャたい。
ガリシア地方ではGallego(ガジェゴ=ガリシア語)、
バスク地方ではEuskera(エウスケラ=バスク語)、
カタルーニャ地方ではCatalà(カタラン=カタルーニャ語)
が使われよるとよ。
これらの言語は、それぞれの地域でカステジャーノと一緒に使われる「共同公用語」なんよね。
言葉ってその土地のアイデンティティとも強く結びついとるけん、どの地域も誇りが強くて結束力もかなり強いっちゃん。
他の地域に行ってカステジャーノを話しても普通に通じるけど、
その地域の言葉はやっぱりかなり大事にされとるとよ。
中には役所とか会社で働くために、その地域の言語の資格が必要な場合もあるらしかね。
東京の人が福岡で働くために博多弁を勉強せないかん…みたいな感じやね(笑)(教えるばい!)
観光地とか空港、市役所なんかの案内板も、
地域の言葉+スペイン語(カステジャーノ)+英語で書かれとることが多かよ。
2005年の調査によると、スペインでは約89%の人がカステジャーノを母語として使っとって、
カタルーニャ語が9%、ガリシア語が5%、バスク語が1%って言われとると。
(※重複回答ありやけん、合計は104%になるとよ)
あと前に話したメキシコとかアルゼンチンを含めて、スペイン以外の約20か国でもスペイン語が使われとるっちゃけど、
それもこのカステジャーノのことたい。
じゃあちょっと単語を見てみよっか?
(日本語→カステジャーノ→カタラン→ガリシア語→バスク語の順ね)
枕
Almohada - Coixí - Almofada - Buruko
情報
Información - Informació - Información - Informazioa
自由
Libertad - Llibertat - Liberdade - Askatasuna
警察
Policía - Policia - Policía - Polizia
どうやろ?
似とる単語もあるけど、全然違うのも結構あるやろ?
言語が4つもあるけん、面白い話もあるとよ。
スペインの国歌「Marcha Real(マルチャ・レアル)」には、実は正式な歌詞がなかとよ。
昔はあったっちゃけど、
¡Viva España! 〜で始まる歌詞がフランコ時代を思い出させるって理由で廃止されたと。
その後も歌詞をつけようとしたことはあるけど、
どの言語を使うか問題とかもあって、結局いまだに歌詞なしのままなんよね。
最後に、これはあくまで自分がバルセロナで感じた印象やけど、
カタランはスペイン語をちょっと丸くした感じで、
フランス語との中間みたいって言う人もおるとよ。
ガリシア語はスペイン語とポルトガル語の間みたいな感じで、
なんかこう…美輪明宏さんが話すスペイン語みたいな雰囲気?(笑)
バスク語はもう…見たまんま、完全に別物たい!
実際の発音が気になる人は、下の動画も見てみてね。
Muchas Gracias.
ガリシア語:https://youtu.be/gV7XWdt72Vo
バスク語:https://youtu.be/N4RMhrlk60E
カタラン:https://youtu.be/qJVY25bli80













