時期的にもあんまりネタが無いのは仕方無い事ですが、放置してると忘れられそうなので更新します(笑)もう少ししたら密かにセットしていた虫の割出ネタとか用意できますけどね。


マレーアンタエウス(ケランタン産 CB ♂70㎜)
最近、オークションでは一番人気のアンテになってきてますね。昔話で少し触れましたけど、最初は「一番大きくならない」産地としてタイやラオスより低い扱いをされていた時期もありましたが、マレー独特の特徴とややブリードが難しいという点がプレミアになっているみたいです。


大アゴアップ
大アゴは短く湾曲して、基部は太く内歯が幅広く(私は「内歯がデカイ」という表現をしますがあまり通じない事が多いです…)というのがマレーアンテの最大の特徴。加えてこの画像では判りにくいのですが、頭部の点刻が粗いため艶消しっぽい感じに見えるのも特徴です。
この個体はマレーアンテフリークな方が見れば「う~ん…」な個体かもしれませんが、個体差が結構ある産地ですし兄弟にはなかなかの個体が出てますから私は期待してます。


こちらは同じマレーアンテですが、産地はみんな大好きキャメロンハイランド産(WF1 72㎜)です。
こちらはやや大アゴの湾曲が弱いですが、まだまだ累代も若いのでブリードしたらどうなるのか未知数。私はそういうのにワクワクを感じてしまうのである程度完成された「血統もの」に魅力をあまり感じない傾向があります。
単なる「ひねくれ者」なだけかもしれませんが(笑)
いずれもショップで購入しましたが、オークションよりも安く手に入れてます。というか、最近のオークションにおけるマレーアンテの相場はショップの店頭売価を超えている事が多くて何だか変な感じがします。
実際、ショップの方たちも「ウチはオークションよりも安く値段付けてるのに何で売れないんだろ?」とぼやいていたりします。滅多にない良型や特大個体は仕方無いと思いますが「みんな流されやすいなぁ」と思ってしまう気がしないでもないですね。
このブログ、オークションのリサーチとして見ている方もいるようでオークションに出ている虫を知りたくて検索してここに辿り着いたと思われるキーワードがよく見受けられるので「ショップもよく見てみるとオークションよりお得な虫も結構ありますよ!」と私なりのアドバイスをしておきます。