新年の挨拶する間もなく5日になってしまいましたが、とりあえず今年最初の更新いってみましょう。
私が種親選びの時に重視するポイントを画像を使ってなるべく分かりやすく解説してみたいと思います。
今回は誰もが目指しつつも未だ達成できていないカチン産アンタエウスの理想的個体を目指すための私なりの種親選びの基準です。


まずはあまりいただけない方の個体。77㎜



そしてこちらは種親確定の76㎜。因みにこの2個体は兄弟です。
さて、基準は何か?というと内歯の向き、というか角度です。
カチン産アンタエウスの理想型とされているのは以前、この個体の親を入手した時の記事にも書きましたが「昆虫フィールド15号表紙の個体」そのものなので内歯は大アゴ先端と平行になるくらいの角度となる事が目標になります。そのためには、まず内歯がはっきりと前方に向いている個体を選ぶべきではないのか?というのが私の選定基準です。
ただ、この基準にも少しだけ確信を持てない部分もありまして、上の個体のようにサイズが大きいのに大歯型になってないのは大型化する可能性があるとも考えられるため、大型で内歯が思い切り前に向いた夢の個体が出るのでは?という点でしょうか。
でも、初登場してから十数年、下の個体のようなレベルですらなかなかお目にかかれない現状ではサイズ度外視で良型の個体を選別しながら累代した方が正しいのではないかと思っています。
ここ最近はアンタエウス飼育者もかなり世代交代してしまってカチンアンタエウスもレア産地というだけで型を追及する方があまりいない気がしているので、旧世代の生き残りとして「カチンアンタエウスとはこういうものだ」というのを見せられるようになりたいですね。
最後に悲報。
バジェットガエルが突然死しました。ツイてない時はあまり新しい事はしない方が良いみたいですね…