もし東電の下請けに入っていたら | UCHIKATSU

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「てれびを消して、スローな夜を」

フィリップ・マーロー
「強くなければ生きていけない、優しくなければ生きていく気にもなれない」



人生ってわからないな、と思う




私の親父は、東電の下請けの仕事やってた

それは安泰というか、そうも言えないか、一昔前は台風などですぐ停電になっていたから、夜中でも出かけていって親父は仕事してたな

とっても真面目でがんばる親父だったよ

そこは給料は良かったらしいし、残業して帰りが遅いということもなかったように思う




だから、親ごころとしてか、私が、大学卒業して就職のとき、さんざんそこに入れとすすめられた

しかし私はその仕事に魅力を感じず、なんかそれで人生終わっちゃうのさびしいなと思い

違う仕事に進んだ
(ちなみにもう一つすすめられたのは、地元の地方公務員、これも確かなコネはあったらしい)




でね、私が大学卒業後にその会社に入ろうとしたとき、親父からは軽く反対された

その会社が何かって、今はそこそこ有名なのかな、「大地を守る会」というところ

そこの、何が反対されたかって、大地には「原発止めよう会」なんてのがあるからね、東電は当時から原発推進でしょ、それで親父は軽く反対した

でもね、親父のいいところか、私が意外と頑固なのを知っててか、あるいは私のことを信頼してくれてたのか、親父は強くは反対しなかった。それはありがたかった

当時は、1990年代半ば頃でバブルが崩壊した後で、景気は良くなかったけど、私は給料の魅力はあまりないけど、仕事や企業姿勢に心底共感できた大地に入った

まあフリーターになろうなんて思ってて就職活動をほぼしてなかった私だから、フリーターよりはいいかくらいに、両親は思ってたのかもね







わからないね人生は、あのとき、私が親父のコネで東電の下請けに入ってたら、今頃どうなってたかな

まあ、でもたぶんそれはありえない話で、私はそういう道を歩むために生れてきたんじゃないと思うから

私は、おっとりしててマイペースだけど、ちょっと安定志向とはいえない人間だからなぁ