時は令和元年、
ある大臣の發言が物議を釀した。
小泉環境大臣である。
「In politics there are so many issues, sometimes boring. On tackling such a big-scale issue like climate change, it's got to be fun, it's got to be cool. It's got to be sexy too.」
日本語に飜譯すると、
「政治にはさまざまな問題があって時に退屈だが、氣候變動のやうな大きな問題への取り組みは、樂しく、かつこよく、そしてセクシーでもあるべきだ。」
この發言に對し、熊谷裕人議員が質問主意書を提出した。
氣候變動のやうな問題はセクシーでなければならないといふ小泉環境大臣の發言に關する質問主意書
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令和元年九月二十二日(現地時間)、ニューヨーク市內で行はれた國聯氣候行動サミツトの非公式會合の後に行はれた記者会見で、小泉環境大臣は「政治には非常に多くの問題があり、時には退屈です。気候変動のような大規模な問題に取り組むとき、それは楽しくなければならず、クールでなければなりません。それもセクシーでなければなりません」との旨発言(以下「小泉発言」という。)し、小泉発言はロイターなどの外国の有力なメディアにより世界に発信されたと承知している。
各国務大臣は、自らの行動、言説について日本国憲法や内閣法の規定に基づき、国会に対して法定の説明責任を負うとともに、国民に対しては政治責任を負うものと解される。
ところが、九月二十三日、小泉発言に関して、日本の記者らが「セクシー」という単語の真意を確認したところ、小泉大臣は「それをどういう意味かって説明すること自体がセクシーじゃないよね」と述べるとともに、「対策としてクールは分かるがセクシーは会見で聞き慣れないのでは」との質問にも、「だからそれを説明すること自体がセクシーじゃないよね」と述べたことを朝日新聞などが報じている。
以上のことを踏まえ、以下質問する。
一 少なくとも直近五年間において、国務大臣の公式な記者会見のみならず、そのまま報道することを前提としたいわゆるオンの会見で、国務大臣が「セクシー」という単語を用いて日本政府の政策を評価もしくは形容した事例はないと承知しているが、政府の見解如何。
二 内閣法第三条第一項では、「各大臣は、別に法律の定めるところにより、主任の大臣として、行政事務を分擔管理する」とされているが、そもそも「セクシー」であるべき行政事務は内閣にあるのか。政府の見解如何。
三 小泉発言でいうところの「セクシー」という単語は、具体的にどのような意味を持つのか。内閣法第一條第二項で示されるように、「内閣は、行政權の行使について、全國民を代表する議員からなる國會に對し連帶して責任を負ふ」ことから、各国務大臣は、國會議員に對して自らの言動について説明する法的義務があると解すべきである。小泉発言でいうところの「セクシー」という単語の意味するところは何か。政府の見解如何。
四 日本の記者らの「セクシー」という単語の真意を確認する質問に対して、小泉大臣が「それをどういう意味かって説明すること自体がセクシーじゃないよね」と述べたことは事実か。
五 前記四の小泉大臣の發言は、報道機關のみならず國民に對してもあまりに不誠實ではないか。政府は、前記四の小泉大臣の發言は妥當なものと考へてゐるのか。政府の見解如何。
右質問する。
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變な發言と思つてゐたら、こんな大ごとになつてゐたとは。
私は面白がるだけだが、
政治の世界では笑ひ事では終はらない、
といふことだらう。